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■トルコからインドに向かうなか“拿捕”
日本郵船からの連絡:「(同社の船が)拿捕されたようだ」
国土交通省によりますと、19日午後9時半ごろ、日本郵船から同社が運航する自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が拿捕されたという連絡がありました。
貨物船はトルコからインドに向かっていて、イエメン近くの紅海南部で、反政府武装組織フーシ派によって拿捕されたといいます。
■“ガザ紛争”に本格参戦「フーシ派」とは…?
フーシ派とは、イエメンを拠点に活動するイスラム教シーア派の分派の武装組織で、イランの支援を受けています。
今月からフーシ派は、イスラエルとハマスが衝突する“ガザ紛争”に本格参戦。イスラエルに向けてミサイルを発射した映像も公開しました。
14日には、フーシ派のリーダー自ら“紅海での船舶乗っ取り”を予告していました。
フーシ派リーダー アブデルマリク・フーシ氏:「紅海、イエメン領海において、私たちの目は常にイスラエル船を監視し、捜索するために開かれている。彼らを標的にすることを躊躇(ちゅうちょ)しない」
■イスラム教の教えと価値観に従い「乗組員に対処」
この時、標的にしていたのはイスラエルの船舶でしたが、19日に拿捕されたのは日本が運航する貨物船です。
イスラエル側によると、貨物船にはウクライナ人やフィリピン人など複数の国籍合わせて25人が乗船していて、イスラエル人は乗っていなかったといいます。
また、イスラエルメディアによると、貨物船はイギリスの会社で登録されていて、この会社の所有者の中にイスラエル人の富豪がいるということです。
フーシ派は日本時間20日未明、声明を出しました。
フーシ派報道官:「イエメン国軍の海軍部隊は紅海で軍事作戦を実施し、その結果、イスラエル船を拿捕し、イエメン沿岸に収容した。イエメン武装勢力は、我々のイスラム教の教えと価値観に従い、船の乗組員に対処する」
国土交通省によると「日本人の乗組員はいないと聞いているが詳細は確認中」としています。
(「グッド!モーニング」2023年11月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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