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ウクライナ軍は15日、南部へルソン州のドニプロ川東岸からロシア軍を撤退させ、複数の橋頭堡を構築したことを主張した。ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、米シンクタンク・ハドソン研究所の講演で、「あらゆる予想に反して、ウクライナ軍はドニプロ川東岸に足場を築いた」と述べた。ゼレンスキー大統領は17日、渡河作戦を遂行する兵士の様子を示す写真7枚をSNSに投稿し、「ヘルソン州左岸、我らの戦士たちよ。前進する彼らの力に感謝する」と兵士を称えると同時に、内外に戦果をアピールした。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、1日夜に、ドニプロ東岸へ渡河したウクライナ軍第38海兵旅団の兵士は、ロシアの地雷や狙撃兵、偵察兵を避けながら、クリンキーに到着。兵士らは森の中の塹壕に陣取った。即座にロシア軍の砲撃が開始されるが、確実に前進した。親ロシア派でヘルソン州のサルド知事は、ウクライナ軍による渡河を認め、「敵はクリンキーに閉じ込められており、爆弾、ロケット弾、火炎放射器、砲弾、ドローンなどによる灼熱の地獄が用意されている」とコメントした。
冬の到来を目前に、ロシア軍がエネルギー・インフラを標的にした攻撃を実施する可能性があるとして、ウクライナ軍は警戒を強めている。ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は6日、「ここ数週間、ロシアからのインフラ攻撃が60回に及んだ」と発表した。米経済誌「フォーブス」は、ロシアがこの1年間に発射したミサイルと月別に集計した結果を発表した。今年10月は、31回と大きく減らしていた。前月の9月は132回と、4分の1以下となった。冬期インフラ攻撃を始めた昨年10月は245回で、今年は約8分の1となった。ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー報道官は、「ロシアは高精度ミサイルを約870発保有し、敵の攻撃戦術には、様々なミサイルと攻撃用ドローンの組み合わせが含まれる可能性がある」と警戒感を示した。
★ゲスト:小泉悠(東大先端研)、長谷川雄之(防衛研究所)
★アンカー:木内登英(野村総研エグゼクティブエコノミスト)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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