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■各国の観光客が注目 秘境駅を訪ねる絶景旅
観光客:「(Q.どこから来ましたか?)ブラジル」「香港」「オーストラリア」
人里離れた秘境駅のホームにあふれる観光客。
オーストラリアからの観光客:「美しいです」
そこは、外国人審査員が選ぶ「クールジャパンアワード」を受賞した、今、世界各国の観光客が注目するスポット。秘境駅を訪ねる絶景旅、出発進行です!
■「昭和時代そのもの」 SL走る大井川鉄道
大井川鉄道・新金谷駅。平日の午前8時から、カメラを構える観光客の姿がありました。そのお目当ては…。
奈良県からの観光客:「SLです」
静岡県のほぼ真ん中を北に向かって走る大井川鉄道。蒸気機関車のSLが走ることで知られています。
大井川鉄道 広報 山本豊福さん:「昭和時代の列車そのものを今にそのまま持ってきたようなSLが売りになります。昭和51年から(SLを)走らせまして、もう50年近くになります」
SLの他にも、実際に乗車できる「きかんしゃトーマス号」は家族連れに大人気です。
■客車もレトロな雰囲気 静岡ならではの景色も
番組スタッフもSLに乗車して絶景旅へ。車内に響く汽笛の音。レトロな雰囲気の客車を存分に味わうことができます。
山本さん:「きょうの機関車(C10形8号機)が昭和5年製で、ここの路線で一番古い機関車。製造当初の雰囲気を維持しつつ、今でも運転している」
モクモクと煙を吐き出しながらばく進する姿は、今も昔も多くの人を魅了します。
山梨・神奈川からの観光客:「懐かしいよね、照明とか。雰囲気が楽しいね」
愛知からの観光客:「すごい立派ですね」「実際乗るとテンションが高くて激しすぎますね」
東京からの観光客:「お目当ては奥大井湖上駅に行きたいです」
さらに、静岡ならではの景色が見られます。
山本さん:「お茶畑が広がってきました」
沿線は静岡茶の産地。来年の新茶に向けて、土づくりや剪定(せんてい)などを行う時期です。
■台風15号で被害 20カ所の復旧続く
新金谷駅からおよそ15キロ。30分かけて大井川沿いの美しい景色の中をのんびり走ります。
終点・千頭駅の手前、家山駅で多くの乗客が下車。SLを降りて、バスに乗り込みます。その理由は?
2022年9月、台風15号で大きな被害を受けた大井川鉄道。大量の土砂が線路に流れ込みました。今も家山駅から千頭駅までの区間は、列車が通じていません。
被災した20カ所を復旧させるための費用はおよそ19億円。運行再開のめどは立っていません。
山本さん:「静岡県との調整の最中でして、それがある程度形にならないと復旧に手を付けるということはできないのかなと思っています」
■日本一の急勾配の先に…お目当て秘境駅に到着
不通区間をバスで越えて、次に乗車するのは井川線です。
レールにはギザギザが付いていて、ここにギアをかみ合わせることで、日本一の急勾配を上ります。アプト式と呼ばれる、日本で唯一採用されている方式です。
ゆっくり山道を進む車内では車掌が見どころをアナウンス。大井川の清流や鉄橋など、美しい眺めを楽しめます。
列車に揺られることおよそ1時間。皆さんお目当ての秘境駅・奥大井湖上駅に到着です。すると…。
駅から歩くことおよそ5分。湖に架かる遊歩道「奥大井レインボーブリッジ」です。湖の上をおよそ200メートル歩くことができ、大自然を感じられます。
■観光客の心を引き付ける「奥大井湖上駅」
橋を渡り終えると、目の前にあったのは急な階段。さらに、山道を抜けると待っていたのは…。
湖に架かる橋の真ん中に、ぽつんと見えるのが「奥大井湖上駅」。エメラルドグリーンの湖と真っ赤な橋、色づき始めた紅葉のコントラストが観光客の心を引き付けます。
神奈川からの観光客:「すごーい!きれい!幻想的!」「(Q.なかなかこの景色は見られない?)見られない、見られない。来て良かった」
香港からの観光客:「きれいです。素晴らしい」
ブラジルからの観光客:「インスタグラムで見て来ました。とてもきれいです。こんな景色、今まで見たことありません」
SLとバス、アプト式列車を乗り継ぎ2時間、山道を徒歩で登ること20分。世界が認めた秘境駅の絶景です。
山本さん:「まだまだ我々、確かに復旧途上なんですけど、大井川鉄道に乗って紅葉、これから冬の時期も色々楽しむ所があるので、お越しになっていただきたいと思います」
(「グッド!モーニング」2023年11月17日放送分より)
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