日本で炎上したヒルトンホテルのCMに、中国人「でも正しい」「日本のホテルはなぜか…」
2023年11月15日(水)22時0分 Record China
日本のネット上で炎上し削除されたホテルチェーン・ヒルトンのCMに、中国のネットユーザーが独自の見解を示している。
発端は先日、ヒルトンが動画共有サイト・YouTubeにCM動画を投稿したこと。動画では、旅館のフロントとみられる場所で従業員の女性がカップル客に「ご入浴は午後5時から11時までになります。ご夕食は6時にお部屋にお持ちいたしますので必ず9時までに食べ終えてくださいませ。朝食は7時から10時まで、ラストオーダーは9時半。8時ごろは大変込み合います。チェックアウトは朝10時…」と早口でまくしたて、「せっかくの休みなのにまったくゆっくりできないとき」とのナレーションが入る。
続いて画面がヒルトンのホテルロビーとみられる場所に切り替わり、カップルが「きれい〜」と写真撮影を楽しんでいると、ホテルスタッフが「お客様。ごゆっくりされるなら、ディナーの時間をずらしますよ」と申し出、2人はうれしそうに「いいんですか?」と反応。そして、「とまるところで旅は変わる」というこの動画シリーズのキャッチコピーで締めくくられる。
このCM動画をめぐっては、X(旧ツイッター)などで「日本の旅館をおとしめている」「悪意を感じる」「他人をおとしめて自分を良く見せるというレベルの低い手法だ」「むしろヒルトンの評判が下がるのでは?」などと批判が殺到。現在、元の動画は非公開となっているがSNSなどでは転載されている。
一方、中国のSNS・微博(ウェイボー)でも「日本で炎上している」としてこの動画が紹介された。中国のネットユーザーからは「でも(動画の)言ってることは正しい」「(日本のホテルの)痛いところを付いたな」「真実を言っている」「決まりが多いのは確かだと思う」など、動画の内容に賛同する声が多かった。
また、具体的に「日本のホテルはなぜかチェックインできる時間が遅く、チェックアウトの時間が早い」「(日本のホテルは)午後3時にチェックインで翌日午前10時にチェックアウト。5時間どこに行った?」「10時チェックアウトは確かに気分悪い。眠いのに追い立てられているみたいで」「日本のホテルは午後3時にチェックインといったら必ず午後3時でないと駄目。2時50分に行っても手続してくれない」「(日本のホテルは)融通が利かない」「私が泊まった日本のホテルは門限まであり、清掃中は部屋に戻ることもできなかった。温泉も時間制限あり」「日本の旅館の最大の問題は一人当たりで料金が取られること(中国では一室いくらで計算するところが一般的)」などと指摘するコメントも寄せられている。
一方で、少数ながら「ヒルトンの動画の内容も間違ってないけど、日本人が怒るのも理解できる」「日本式旅館には旅館の良さがある。ヒルトンは自分を宣伝したいがために他者をおとしめるべきではない」との意見も見られた。(翻訳・編集/北田)
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引用元:https://news.biglobe.ne.jp/international/1115/rec_231115_6734316111.html