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北海道では氷点下10℃を下回り、東京都心も最低気温8℃の今シーズン最も寒い朝となりました。
■列島に寒気北海道-10℃以下“路面凍結”も
今季一番の強い寒気が流れ込んだ日本列島。北海道・占冠村では、最低気温が-11.1℃と今シーズン、全国で初めて-10℃以下を観測。占冠村の道路は、アイスバーン状態になっていました。
前日から降り続いた雪は、平地でも積もり、幌加内町朱鞠内では、午前11時に58センチの積雪となり、まさに真冬の到来です。
朝から冷たい雨が降った東京都心。最低気温は8.0℃と今シーズン最も寒い朝となりました。マフラーにダウン…街ゆく人の装いは、すっかり冬です。
■都心8℃“今季最も寒い朝”衣替え急ぐ
(佐々木一真アナウンサー)「こちらは都内のクリーニング店です。きょう気温が急激に下がった影響でしょうか、朝から預けていたものを取りに来る人の姿が見られます」
(クリーニング店の店主)「きのう寒かったからね」
(お客)「一気に寒くなって冬、コート出しましたよ」
(クリーニング店の店主)「すごく寒かったね」
Q.きょうは何を受け取りに?
「明日から仕事でスーツの下に着るセーターとか、寒いので急いであげてもらったんですよ」
Q.きのうきょうの気温はどうですか?
「寒くて、子どものマフラーとかも急に買って…」
次から次へと、クリーニング済みの冬物が引き取られていきます。
(佐々木一真アナウンサー)「こちらのお客さんはかなり多くの冬物を取りに来ているようですね。コートやダウンなどを受け取りに訪れているようです」
(サンシャインエコー 店主亀山厚美さん)「お客様は正直で、ちょっと暑いと取りに来ない。ぐっと寒くなるとすごく取りにいらっしゃる」
Q.これ積みあがっているのは全部ダウン?
「全部ダウンです、でもだいぶ少なくなりましたね。お客様がすごく取りに来ていただいたので…」
Q.お客さんも慌てて?
「とても慌てていますよ」
(クリーニング店の客)「急激に寒くなったからね。先週は半袖でゴルフやってたんだけど、朝起きたら一気に冬になっちゃったからね…」
■強い寒気で“季節加速”「冬の味覚」ついに出番
午前7時の神奈川・寒川町。車で準備をしていたのは…
「釜の中の温度は120℃なので今お芋を蒸している状態ですね」
焼き芋のキッチンカーをしている、飛田さんと箭内さん
(芋っぱ飛田忠興さん(46))「ちょっと寒いので、予想外の寒さなんですよね、実は。寒くなると目につくらしくて、温かい物が」
(芋っぱ箭内亜希子さん(48))「きのうは準備しようとここ開けた瞬間に『やってますか?』って」
窯を温め、2時間かけてさつまいもを焼きます。この日は、在庫の45本、すべてを準備しました。
(飛田忠興さん)「着こんでる、きょう寒い、これがね真冬の外で売る時のバージョン」
防寒対策もしっかりして販売場所へ。この日、車を停めたのは初めての場所でしたが…
(焼き芋を買った人)「きょうは寒いし、買い物に行く通り道に焼き芋…勝てなかった、焼き芋の魅力には」
「大きいやつと小さいやつですね、4本買いました」
寒い中での焼き芋は…
「温まる。やっぱお芋は冬の寒い時の方がより一層美味しく感じますね」
甘さが特徴の藤沢産の「紅はるか」を使い、焼き方も「ホクホク」から「ねっとり」までと、幅広い客層に人気があります。販売から1時間、あっという間に約1/3が売れ、午後4時に完売しました。
(飛田忠興さん)「寒いの嫌だって人には悪いけど、芋屋にとっては最高の季節。ようやく来たっていうね、今までの苦労がここでって」
こちらも寒くなると恋しくなります。熱々のおでんです。“おでんの街”と銘打ち、地域おこしをしている東京・北区。良質な伏流水や豊富な水量の河川があることから、戦後、練り物や豆腐の店が数多く生まれ、工場労働者が屋台でおでんを楽しんできました。
Q.北区が“おでんの街”と知っていた?
(お客)「はい」
Q.北区のおでん美味しい?
「落ち着く味ですね。めっちゃ寒くて温かいものを食いたいなと」
(佐々木一真アナウンサー)「手がかじかむような寒さの中、こちらのおでんを提供しているお店ではおでんをつまみに立ち飲みを楽しむ人の姿がみられます。お出汁のいい香りがお店いっぱいに広がっています」
この日のおでん種は、30種類。“ちくわぶ”や“はんぺん”などの練り物は、すべて自家製です。昆布と煮干しを使い、2時間かけて取った出汁が味の決め手だと言います。今年は暑さが長引き、苦戦していましたが―。
Q.きょうはお客さんどうですか?
(平澤かまぼこ王子駅前店ラマ・プスカル店長)「急に寒くなったのでお客さんの数も増えています。暑い時期から冬時期になるときが一番」
気温とおでんの売れ行きの関係には、こんなデータも。実は、気温が下がり切った時期よりも、気温の下がり初めのほうが、よくおでんが売れていたのです。急に寒くなった今こそ、おでんが食べたくなる時期だと言えます。
Q.どうしてきょうこのお店に?
(お客)「寒いからです。きょうは本当に寒いですね」
店長のラマさんは、ネパール出身。初代の後を継いで、4年前から店長を務めています。
Q.おでんの店を引継ぐにあたってアドバイスは?
(ラマ・プスカル店長)「“出汁”だけは間違いがないようにと。しっかり同じ味でと」
Q.おでんにとって“出汁”とは?
「一番大事ですね」
ラマさんは、おでんに加え、新たな挑戦も始めました。
(ラマ・プスカル店長)「ネパールのカレーもメニューに入っています。1日20食くらいです」
ラマさんお手製のネパールカレーを食べた、お客さんは―。
(お客)「それこそ“出汁”が効いている感じがすごくて、スパイスも内側から温まるので、おでんだけじゃなくてこのスパイスがあれば、きょうみたいな寒い日も乗り越えられるんじゃないかなと思います」
11月12日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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