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旧統一教会が会見を開き、田中会長は解散命令請求について「到底受け入れられない」と語りました。また、元信者らへの補償として最大100億円の供託金を国に預ける考えを示した教団側。その狙いとは。
■旧統一教会 田中会長が“おわび”
世界平和統一家庭連合、旧統一教会の田中会長と勅使河原本部長が7日午後、会見を行いました。会見は、まず“おわび”から始まったのですが…。
世界平和統一家庭連合 田中富広会長:「この場を借りて、私たちの不足さゆえに心を痛めている皆様、つらい思いをしてきた2世圏の皆様、国民の皆様に心からおわびします」「(Q.先ほどのおわびは謝罪という認識でいいか?)謝罪という言葉は被害者が特定されて初めて謝罪という言葉が使われる。裁判が始まり、私たちの犯罪性などを含めて法廷で議論されていくことが始まったので、明確にそこで謝罪という言葉には距離を置かなきゃいけないと考えている。そこに心を痛めること、あるいはつらい思いしている方がいることも事実。そこに関してはしっかりおわびをしていきたいという思いで、おわびの会見とさせていただきました」
被害者救済への一歩となるのでしょうか。旧統一教会は元信者らへの補償の資金として、国に最大100億円を預ける方針を示しました。
世界平和統一家庭連合 田中富広会長:「金額は60億から最高100億円を考えています。年間の予算調整を踏まえたうえで、何とかめどを立てることができた」
旧統一教会を巡っては先月、文部科学省が解散命令請求を東京地裁に申し立てました。その後、野党から財産を海外などに移す恐れがあるとして法案が相次いで提出されています。
■田中会長「到底受け入れられない」
世界平和統一家庭連合 田中富広会長:「当法人としては、解散命令請求というこの度の文科省の措置は信教の自由、法の支配の観点から到底受け入れることはできません。教会改革の一環として海外への送金支援を大幅に減額する。今後、始まる解散命令の裁判が確定する前に当法人の資産を海外へ移転させる心配は全くない」「(Q.自分たちに加害行為があったと明言しないまま『先にお金を用意します』は社会通念上、失礼では?)被害者も不明確、被害額も不明確で今、国会で財産保全措置が語られている。こちらの方が私たちは理解できない。被害者も不明確、加害者も示せない、その状況で議論されるなら私たちは供託を授けるから、もし何かあったらそれで解決できますよという話」
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