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東京・目黒区の自由が丘にある「デビルクラフト」。店一番の人気メニューは、アメリカで大人気の規格外グルメ。たっぷりチーズに大量のトマトソースが入った厚さ5センチの“シカゴピザ”。値段は4780円(2~4人前)。アメリカ出身のお客も、本場の味に大満足。
練馬区にある「Heart Restaurant 安ざわ家」練馬店。母と娘で切り盛りするお昼時、お客がそろって注文していたのは厚さ3センチの“チャーシューエッグ定食”(1280円)。さらに、一日5食限定、お皿からはみ出るほどの大きさ“キングチャーシューエッグ定食”(1980円)も大人気。分厚いメニューが生まれたきっかけは夫の“うっかり”だった!?
世田谷区の下北沢にある「カブトシモキタ」。インスタ映えすると話題沸騰。厚さ3センチのハンバーグが4段重なった“ハンバーグタワー”。スペイン産の生ハムを混ぜた100%ポーク、値段は1100円。数量限定のタワー・オブ・バーグは、なんとハンバーグが10段。値段は2728円。
原材料など押し寄せる値上げの波のなか、このお値段を維持するのには社長のある思いがありました。
■5センチ超!分厚い“アメリカンピザ”
自由が丘駅から徒歩3分のところにある「デビルクラフト」。クラフトビールとピザが自慢のお店ですが、規格外で人気なのが、まるでホールケーキのようなピザです。
“分厚さ”は、なんと5センチ以上。普通のピザと比べても、その存在感は圧倒的。中を見ると、トマトソースと具がぎっしり。この分厚いピザの正体とは…?
実は、このピザは「シカゴピザ」と呼ばれるもの。本場アメリカでは有名なようです。
来店客:「私自身、アメリカ出身なんですよ。シカゴスタイルではピカイチ。東京の中で」
口いっぱいに頬張る子どももいれば、分厚さのあまり、ナイフとフォークで食べる人もいました。
その作り方には、特徴がありました。
鍋型の容器に延ばされた生地の上に、最初に乗せたのはチーズ、またチーズ。今度はサラミ。大量のトマトソースをかぶせ、彩り豊かな野菜。通常のピザと逆さの工程です。
最後に粉チーズを振りかけ、オーブンで30分かけ、中まで火の通ったシカゴピザが完成。分厚いため、包丁でカットします。
そして、自由が丘店限定のメニューが、デトロイトを中心に食べられているという四角いピザ。同じく厚さは5センチ以上ですが、中がモッチリしっとりしていて、生地にもこだわりを感じます。
厚い生地にチーズをふんだんに使った食べ応えのあるデトロイトスタイルのピザ。特別な生地のため、数量が限られるのだそうです。
元々アメリカのシカゴで、客の受けを狙って出したのが始まりだという分厚いシカゴピザ。
デビルクラフト マイク・グラント代表:「(オープン時)日本ではシカゴピザっていうのが無くて。アメリカのピザカルチャーを日本に広めたいと」
■“分厚いチャーシュー”生まれたのは偶然!?
一方、練馬駅から徒歩3分。「Heart Restaurant 安ざわ家」練馬店。ここにも、“分厚い”グルメがあります。
来店客:「分厚さは、思っていた以上。おいしかった」「ボリュームは大満足」
お客さんも大満足の“分厚いグルメ”。生まれたのは、まさかの偶然でした。
お店に列ができるお昼時。店を切り盛りしていたのは、安澤美穂さん(40)と娘の琳華さん(20)。女性2人が提供する料理は、豪快そのものです。
厚さ3センチのバラ肉のチャーシューが2枚。半熟の目玉焼きが2つのった「チャーシューエッグ定食」。黄味とからめていただきます。
甘さの秘密は、炒めたチャーシューにかけた隠し味のハチミツ。これで、コクも増すといいます。
濃厚な味にトロトロ触感の“分厚いチャーシュー”。持ち上げるのは一苦労。顔を近づけてかぶりつきます。
来店客:「脂もうまい」
ところが、これを超える限定のさらなる“分厚い”メニューがあるといいます。
厚さは、3センチのままで幅が15センチ以上。その名も「キングチャーシューエッグ」。仕込みが大変なため、1日5食の限定です。この分厚いチャーシューが生まれたのは、意外な理由でした。
安澤美穂さん:「夫が分厚く切りすぎてしまって、(それが)めちゃめちゃ反響をいただいて」
夫の安澤悦史さん(38)が、たまたま厚く切って提供したのが、きっかけでした。以来、分厚いのが、評判で客が殺到。しかし、その分、仕込みは夜中の3時までかかることもあるといいます。
安澤悦史さん:「(作るのは)3時間くらいかかって、一度に2本しか作れない。つらいとは思わない。(お客さんに)来ていただけるという喜びを糧にやっている」
■“インスタ映え”で客殺到 「ハンバーグタワー」
続いてやって来たのは、下北沢駅から徒歩3分ほどに位置する「カブトシモキタ」。雨の中でも、お店には行列ができていました。
来店客:「インスタで調べて。ちょっと気になったので」「インパクトがあって、おいしそうだなって」
インスタ映えすると評判の分厚いグルメ。一見、普通のハンバーグですが、次々と重ね巨大なタワーに…。
ハンバーグの4段重ね。高さは、なんと12センチもあります。これで1100円。お値段以上のこだわりがありました。
スペイン産の生ハムを混ぜた100%ポークを分厚く成型。オーブンでじっくり火を通し、焼き目がついたハンバーグを串に刺すと、肉汁があふれ出ます。仕上げは、客の目の前で、チーズをかけます。
滝のように流れていく、トッピングの“とろーりチーズ”。
ようやく切り分けて食べました。肉汁がはじけます。チーズもすごくまろやかで、くどくなくておいしいです。
来店客:「(1個)100グラムで大きいなと思ったけど、(4つ)食べてみるとペロリといけます」
女性たちが4段、400グラムのハンバーグを口に運びます。
さらに、限定のメニューもあります。
次々にハンバーグを串に刺していきます。その数なんと10段。高さは30センチほど。その名も「タワー・オブ・バーグ」です。総重量は1キロ。これで2728円。ただし、原則シェアは禁止とのこと。
元々、ハンバーグは4段のみでしたが、インスタ映えすると客がSNSに投稿し話題に…。
さらに客を喜ばせようと、エスカレートして10段のタワーが誕生。燃料費や原材料の高騰で値上げも考えたといいますが…。
代表取締役社長 井上優さん:「女子高校生が制服で来るようなお店でもある。そうすると、うれしそうな顔でみなさん食べていただけるので当分は頑張ります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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