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強烈寒波で落雪、スリップ…立ち往生も 「12月でこんなに」各地で大雪被害【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年12月24日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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今シーズン初めての強烈な寒波の影響で、各地で大雪となり、スリップ事故や立往生が相次ぎました。青森県では観測史上一番の積雪となった所もあります。

■屋根の雪が雪崩のように…「ミシミシと動く音が」

 23日朝にかけ、激しい雪が降り続いた栃木県日光市。先月まで紅葉とのコントラストが美しかった「華厳の滝」も、すっかり雪化粧。水墨画のような神秘的な姿を見せました。

 福島県南会津町で撮影された屋根からの落雪の映像。

男性
「まだ落ちるなこれ」

 男性の予想は的中。地鳴りのような音が聞こえた30秒後…屋根の上に50センチ以上積もっていた雪が雪崩のように一気に崩れ落ちました。

 撮影した女性は落雪への注意を呼び掛けるため、SNSに投稿したと言います。

撮影した女性
「(下に落ちた雪が)1メートル以上ありましたね。最初、屋根がミシミシって動く音がしたので慌てて動画をまわした。例年落ちることは落ちるんですけど、(一気に)大量に落ちたのは初めて見た。落ち方が異常だった」

 山形県の老舗温泉旅館では、屋根からぶら下がる巨大な“つらら”が出現。除去作業をする女性と比べると、1メートルほどはあるでしょうか…。真下ではなく建物に向かって伸びることから、スタッフの間では巻き爪ならぬ“巻きつらら”と呼ばれています。

 寒波が生み出す造形美ではありますが、放置すると窓ガラスを割ることもある“厄介者”だということです。

■各地でスリップや立往生も

 横殴りの雪が吹き付ける北海道の留萌。美瑛では、ドライブレコーダーがあわや重大事故の瞬間を捉えていました。

 道端には路肩に突っ込んだのか、後輪が浮き今にも落ちそうな車があります。ドライバーでしょうか?傍らに立ち尽くす人たちが映っていいます。

 さらに進むと、黒い車が反対車線に飛び出してきました!あわや正面衝突という瞬間。

撮影したドライバー
「ブレーキで止まれずにスリップしてこっちのほうに流れてきた。スケートリンクみたいで、ハンドル振ると操作を奪われるような感じ」

 青森県では立ち往生も発生。黒石市内ではトラックが接触事故を起こし、一時バスやトラックが立ち往生しました。映像を撮影したドライバーは、5時間ほど身動きが取れなかったということです。

 その黒石市で撮影された画像を見ると、窓ガラスが割れ、隙間からは真っ白な雪がのぞいています。撮影されたのは、普段ガレージとして使われている建物。なぜ、この窓ガラスが割れたのでしょうか?

 外から撮影された画像を見ると、屋根からは「雪庇(せっぴ)」と呼ばれる巨大な雪のかたまりがアーチを描くように拡大。先端が窓を突き破ったのです。

 ガレージの持ち主によると、青森県に長年住んでいて初めての経験ということです。

■タクシー運転手「目をつぶって走っているのと同じ」

 新潟県十日町市では、大粒の横殴りの雪が降り続いています。まるで雪原かのような、見渡す限りの雪景色。どこまでが道路なのか見分けがつきません。この道20年のタクシー運転手も次のように話します。

タクシー運転手
「初めての雪で大量に降ると一気に何も見えなくなりますから。一気に降られちゃうと全部隠れちゃうので。目をつぶって走っているのと同じですよ」

 峠を越える途中、スタックしてしまった車がありました。

男性
「(Q.タイヤは冬用?)冬用です。冬用でもこんなことに…」

 東京から仕事のために新潟県にきたという男性。上り坂の最中で立ち往生してしまいました。

男性
「チェーンが外れているので、なんとか努力しています」

 不慣れなせいか、滑り止めタイヤカバーを装着していますが、ずれてしまったようです。

 取材班と同行する地元のタクシー運転手が、ずれてしまったタイヤカバーを直します。

タクシー運転手
「とにかくここでUターンしよう。もう上れないから。この坂、上れないから」

 男性は峠を越えるのはやめ、山を下りることにしました。

■地元の除雪会、高齢者に代わり除雪作業を

 23日の十日町市の積雪は60センチ。屋根には分厚い雪とつらら。時折、塊となって落雪する場面もありました。

雪かきしている住民
「(Q.今どれぐらいやられている?)一日4回。今年の雪は重たい」
「(Q.今の時期は湿った雪?)普通なら乾いても良い」
「(Q.車も出せない?)うん。車はけさ出したけど…」

 朝に車を出すため駐車場周りの雪かきをしたそうですが、車の周りには再び厚い雪が積もっています。

 住民の4割以上が65歳を超える十日町市。除雪の重労働は高齢者にとって深刻な問題となっています。

 道の先にあったのは、周囲に住宅がないポツンと一軒家。依頼者の女性は82歳です。

除雪依頼者
「重機の人とか除雪隊の人が来るのがありがたい」

 雪かきができない高齢者に代わって除雪作業をするのは、20代から50代のメンバーで構成された地元の除雪会。まずは、依頼者の家から道路に出られるように除雪機で道を作ります。

釜川除雪会 鈴木和人さん
「朝1回、5時か6時くらいに入っている」
「(Q.(除雪作業は)一日に2回?)多い時は3回。何度も。そうしないと住民の人も大変じゃないですか」

 実は、この日2回目の除雪作業です。朝も除雪した道を再び除雪していくと、雪が腰の高さまであったのが分かります。

 さらに、家の周辺は、屋根から落ちた雪が積み上がるため、家の周りの雪も取り除きます。

鈴木さん
「(Q.80代の人でこれはなかなか無理ですよね?)そうですね」
「高齢者が多いので、自分で(屋根に)上がれないのでお願いしますという方がいっぱいいるので、それをやってあげないと困るということです」

 家の周りの雪もきれいに除雪して、この日の作業は終了しました。

除雪依頼者
「(Q.すっきりして気持ちいいですね)ありがとうございます。良かった」

■酸ケ湯で積雪3m JAFの出動要請相次ぐ

 23日、12月としては観測史上一番の積雪となった青森県弘前市でも、雪かきに追われていました。

雪かき中の90歳女性
「(雪かきは)だめだって娘から、川崎から電話くるんだけどじっとしてられない。あ~倒れる」

 周囲から止められても、雪が積もるとじっとしていられないという90歳の女性。

 一方、住民からはこんな声も聞かれました。

雪かき中の住民
「今年は特別。早くからたくさん降りました」
「下手すればお正月なんか雪ない時あるから、こんなに12月で降るなんてないですね」

 酸ケ湯は寒波で一気に積雪が3メートルを超えました。12月中に酸ケ湯での3メートル超えは、観測史上初めてです。

 この大雪でJAFには出動要請が相次ぎました。

 雪が降り続くなか現場へ行くと、雪にはまってしまった四輪駆動車がいました。

依頼者
「スリップして動かなくなっちゃったから」
「(親戚が)小さなショベルカーで引っ張ってくれたんですけど、動かなくなってどうしようもなんないからJAFにお願いしたんです」

隊員
「(道路の)状況が見えないんですけど、ここどうなってます?もともと雪がなかったら。何か花壇があるとか?」

依頼者
「ないないない」

 雪に覆われて地面が見えないため、雪かきをして状況確認をします。

JAF青森支部 宮崎清和隊員
「この1週間は雪害によるスタック・スリップの依頼が急増しています。だいたい80件から90件くらい青森県内で入ってきています」

■想定外の雪に…温泉宿の予約キャンセルも

 山道の下りの所で今、1台の車が立ち往生しています。おそらく雪道でスリップしたものだと思われます。

 関東で今シーズン初めて積雪が1メートルを超えた群馬県みなかみ町。

運転していた人
「上る途中で減速しちゃって無理だねとなって切り返すのも無理で」

 チェーンを取り付け、なんとか抜け出しました。

 雪見風呂が自慢の温泉宿。スキー客も多く、雪は歓迎のはずですが、想定外の雪の量に予約のキャンセルも相次ぎました。

水上温泉 清流の宿たむら
女将 田村妙恵さん 
「ちょっと降りすぎ。前日に『雪道運転自信ないのでキャンセルします』と。しょうがないですね」

 千葉県からスノーボードのために訪れた男性。帰り道が不安なので、スノボをあきらめ帰ることを決めました。

千葉県から来た男性
「毎年来ているが、こんなの初めて」

 宿の主人も心配そうに見送りました。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年12月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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