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「火に油を注ぐ天才」注いだ先は…国民民主党10分で退席 「103万円の壁」協議決裂か【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年12月18日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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「103万円の壁」の見直しを巡る与党と国民民主党の6度目の協議はわずか10分で打ち切りとなりました。与党は週内に税制改正大綱をまとめたい考えですが、先が見通せない状況になっています。

■新たな提案なしで協議10分で打ち切り

 自民・公明の「少数与党」が、国民民主党などの賛成を得て、本年度の補正予算を成立させました。

 前提となったのが、「年収103万円の壁」を「178万円を目指して」来年から引き上げるという3党合意です。

 しかし、6度目となる17日の3党協議で、国民民主党の古川元久税制調査会長は開始10分で席を立ったというのです。

国民民主党 古川税制調査会長
「協議は打ち切りです」

 その真意を聞こうと報道陣が待ち構えましたが、会見はありませんでした。一体、何が起こったのでしょうか。

 自民党の宮沢洋一税調会長は次のように話しました。

宮沢税調会長
「『新たな提案がないのであれば、これ以上、協議はできません』と、お帰りになった」

 先週の協議で与党側は「103万円」から「123万円」まで引き上げることを提案。しかし国民民主側は「178万円にはほど遠い」と、つっぱねていました。

 17日の協議では、与党がどこまで歩み寄れるかが注目されていましたが、新たな提案はありませんでした。

 協議決裂後、古川氏は同僚議員に事の顛末(てんまつ)を説明しました。

古川税調会長
「『これ以上の協議はやめます』と、『打ち切りとさせていただきます』と通告をして席を立って参りました」

国民民主党 榛葉賀津也幹事長
「あれだけ温厚な古川さんが怒るというのは、火に油を注ぐ天才だね。火に油を注ぐ、その油の注いだ先は我々、国民民主党や古川さんじゃなくて、国民が一番怒ってんじゃないの」

 国民民主党は、協議の場に戻るのでしょうか。

■退席は与党への揺さぶり?それとも協議決裂?

 ただ政府・与党には一部、うがった見方もあります。

与党ベテラン議員
「向こうは席を立つことを最初から決めていたんじゃないか。そういう交渉の手法というか」

 3党協議に先立って行われた参議院の予算委員会で、国民民主党の伊藤孝恵議員は協議の決裂を示唆していました。

伊藤議員
「きょうもこの後、3党協議が行われるが、『123万円で着地』という提示が続くのであれば、我々は協議を打ち切るということも含めて腹をくくっている」

 協議の席を立ったのは、与党を揺さぶる駆け引きなのか、それとも本当に決裂してしまうのでしょうか。

 自民党の税制調査会は、幹部だけによる会合を開きました。すると、後藤小委員長は次のように話しました。

自民党 税調 後藤茂之小委員長
「やはり178万円に向かって8兆円の大きな財源に穴を開けるということは、現実的に責任ある政策運営、ガバナビリティー(管理能力)から言うと、やはり難しいと思う」

 “178万円は現実的ではない”といいます。対する国民民主党は強気です。

榛葉幹事長
「(Q.来年度の本予算への対応は?)とても無理だね、このままでは。それを自民党がどう考えるか。その後には参議院選挙があるからね」

(「グッド!モーニング」2024年12月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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