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与野党それぞれ法案提出 どれも“可決”見通し立たず 「政治とカネ」も議論開始へ【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年12月10日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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「政治とカネ」の問題は、与野党が法案を相次いで提出する事態となっています。結果的にどれも成立せず、政治改革が進まない可能性も出ています。

■与野党が法案提出も…“可決”見通し立たず

 結局、自民党単独での法案提出となりました。

 使い道の開示義務がない「政策活動費」について、廃止することに盛り込んだ政治資金規正法の改正案。ただ、外交上の秘密に関わるなど「要配慮支出」として例外を設けていたものは、名称を「公開方法工夫支出」に変更して、第三者機関で監査する内容になっています。

 当初は与野党で公開の協議を行い、意見の集約を図りましたが、議論は平行線のままです。

共産党 塩川鉄也衆院議員 
「新たなブラックボックスを作るものではないのか」

日本維新の会 岩谷良平幹事長
「国民の皆さんが抜け穴だと思ったら、結局、信頼回復ということは達成できないと思う」

 そこで野党は先週、7党が共同で過不足が生じても清算する必要のない「渡しきりの支出」を例外なく禁止する法案を提出すると、さらに9日も立憲民主党が「企業・団体献金」を禁止する再改正案を提出するなど、政治改革を巡る法案が相次いで出されました。

 この状況に専門家は次のように話します。

政治ジャーナリスト 田崎史郎氏
「野党7党の案も自民党案も、両方否決される可能性があります」

 衆議院の議席を見ると、法案を提出した与党側も野党側も、過半数に達していません。このままでは、どの法案も成立しない恐れがあります。

■キャスティングボート握る…れいわ新選組

 そんななか、注目されるのが、れいわ新選組の対応です。

田崎氏
「野党7党が成立するために、あと5議席が必要。れいわ新選組が賛成すれば成立します。れいわ新選組がキャスティングボートを握っているという形です」

 そのれいわ新選組は、今のところ野党案にも否定的です。

れいわ新選組 高井崇志幹事長
「よくよく見てみると、結構抜け穴があるんじゃないかと。『渡しきり費じゃない』と言って、事実上、政策活動費と同じものを出すことはあり得るのではないか」

 しかし、法案が通らず、政治改革が進まないことは避けたいとも考えています。

れいわ新選組 高井幹事長
「法案が通らないという事態、何も変わらないという事態だったら、それよりはマシな100点じゃなくても、50点でも賛成するということはあると思うので。そこはよく考えたい」

■今後は?専門家「合意する道を探っていく」

 10日から審議が始まる政治改革の特別委員会。今後の展開は、どうなるのでしょうか?

田崎氏
「『与党も野党も何してるんだ』『合意形成できないのか』と、(成立できなければ)両方が国民から責められる。各党のスタンスが違って、今の段階で妥協できない状況。まだ会期末までに10日余りありますから。なんとか合意する道を探っていくのでは」

(「グッド!モーニング」2024年12月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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