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トランプ次期大統領
「あんな勝ち方をするとは、誰も予想できなかった大きな勝利だった」
各国首脳が関係構築を模索するなか、“一番乗り”で対面会談を果たしたのは、トランプ信奉者で知られるアルゼンチンのミレイ大統領です。
アルゼンチン・ミレイ大統領
「史上最大のカムバックです。命を危険にさらしてまで、既成の政治体制に挑みました」
この日も人事についても発表がありました。トランプ氏は、新たにロバート・ケネディ・Jr氏を厚生長官に指名しました。
“ボビー”の愛称でよばれるケネディ氏。多くの政治家を輩出してきた名門、ケネディ家出身です。ジョン・F・ケネディ元大統領は叔父にあたります。ケネディ家といえば、代々、民主党支持ですが、今回の大統領選では民主党を離党し、無所属で出馬。一族からは猛反発を受けました。
選挙戦では、“第三の勢力”ともいわれていたケネディ氏。トランプ氏から公衆衛生分野の要職を約束されたとして撤退し、支持に回っていました。
厚生長官は、新型コロナ対策を指揮したCDC=疾病対策センターなどを所管するポスト。そんな役職に就任するかもしれないケネディ氏は、“反ワクチン団体”の会長であり、新型コロナをめぐっては陰謀論を唱えてきました。
ロバート・ケネディ・Jr氏(去年7月の発言『ニューヨークポストから』)
「新型コロナは、白人と黒人を攻撃するように設計されている。我々は、中国が民族生物兵器の開発に数億ドルを費やしていることを知っている」
しかし、最近になって“反ワクチン派”だとの指摘は否定しています。
トランプ2期目の人事は着々と進んでいます。
司法長官に、未成年との性行為や薬物乱用に関する疑惑が持たれているマット・ゲーツ氏。その下の司法副長官には、自身の不倫口止め料をめぐる事件の裁判で、主任弁護士を務めたトッド・ブランチ氏を指名。まさに“忠臣”だけを集めた人事です。
ロンドン大学米国政治センター・ギフト所長
「(Q.全体像を見るとケネディ氏やゲーツ氏らの起用は、それ自体が安全保障への脅威とみる人もいます)トランプは、1期目の過ちを繰り返したくないのでしょう。今回は、なにより“忠誠”を優先したのです。本当の危険は、自らをイエスマンで固め、トランプの気まぐれで激しい衝動を監視するものが誰もいなくなることです」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2024
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