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まとまらない野党に助けられ石破総理再び 公明の要求飲みまた国交大臣ポスト渡す【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年11月12日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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11日に行われた総理大臣指名選挙では、30年ぶりの決選投票で石破茂総理大臣が立憲民主党の野田佳彦代表を破って、再び総理大臣に選ばれました。

■「84票」目立った無効票の多さ

 15年ぶりに与党が過半数を割った衆議院。しかし、野党勢力が結集することはなく、当の石破総理は、この様子。隣に座る林芳正官房長官は困惑した表情です。斜め後ろの麻生太郎元総理も…。

 30年ぶりとなった決選投票の結果は事前の予想通り、石破総理が立憲民主党の野田代表を破りました。

額賀福志郎衆院議長
「石破茂くんを内閣総理大臣に指名することに決まりました」

 今回の総理指名選挙、目立ったのは決選投票での無効票の多さです。

額賀衆院議長
「決選投票を行うべき2人以外の氏名を記載したものが84票あります。これは当然無効であります」

 無効票の割合は、実に2割。国民民主党や日本維新の会に加え、れいわ新選組や参政党、日本保守党などが、それぞれの党首に投票したとみられます。

国民民主党 玉木雄一郎代表
「84票、我が党も含めて無効票が出たということは逆に言えばですね、対抗する野党第1党(立憲民主党)が、野党をまとめきれなかったということの証左でもあると思います」

 なぜ、野田代表は総理になれなかったのでしょうか。

立憲民主党 小川淳也幹事長
「(野田)新体制ができてから、直ちに解散で総選挙ということだったんですけど。これは前体制からずっと引き続いて、選挙協力の呼び掛けとか、そのための政策協議の呼び掛けが身の入ったものになりにくかった。もし政策協議がととのい、選挙協力がなされていれば、今回より気持ちよく各党が『野田佳彦』と決選投票で書いてもらえる可能性は高くなっていたんじゃないかな」

■大きく議席減らし…国交大臣「奪還論」は鳴りを潜める

 まとまらない野党にも助けられ、再び総理の座を射止め、国会を後にした石破総理。車はそのまま、総理官邸へ向かいます。

 しかしこの先、待っているのは少数与党での厳しい政権運営。官邸へ足を踏み入れた石破総理は眼鏡を外し、自らを鼓舞するように顔をぬぐいました。

 最初の仕事は組閣です。衆議院選挙では現職の閣僚が2人落選したため、法務大臣に鈴木馨祐氏を起用し、農林水産大臣に江藤拓氏を再登板させました。

 また、国土交通大臣を務めていた斉藤鉄夫氏が公明党代表に就任したため、後任も公明党の中野洋昌氏を起用しました。

中野国土交通大臣
「国土交通省は本当に国民の命と暮らしを守る、まさに安全安心を守るという重大な責務のある役所ですので、身の引き締まる思いです」

 この国交大臣のポスト、第2次安倍政権が発足した2012年からは公明党の指定席。そのため、過去の内閣改造時には自民党内から度々「奪還論」が巻き起こっていました。

公明党代表 山口那津男氏(当時・去年7月)
「(Q.これまで長く公明党は国交大臣のポストを担っていますが、自民党内には『取り戻したい』という意見も根強くあります)国土交通大臣の役割というのは、やはり非常に国民生活に密着した、また経済にも大きな影響を持つ重要な役割だと思っていますので、そのポストは公明党にとってこれからも重要だと考えています」

 結局、今回も公明党の要求をのんだ形の自民党。議席を大きく減らした今、絶対に離れられては困るパートナーを前に「奪還論」は鳴りを潜めたようです。

 就任会見に臨んだ石破総理はこう述べました。

石破総理
「今般の実に厳しい選挙の結果を受けまして、我々、自由民主党は今度こそあるべき国民政党として生まれ変わらなければならないと考えております。政治は国民のものであるという原点に立ち返って、政治改革と党改革に取り組んでまいります」

(「グッド!モーニング」2024年11月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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