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[天皇杯準々決勝]横浜 5-1 山口/9月25日/ニッパツ三ツ沢球技場
J1の横浜F・マリノスは9月25日、天皇杯準々決勝でJ2のレノファ山口FCと対戦し、5-1で勝利した。
プロ3年目の山根陸に嬉しい初得点が生まれ、エウベル、ヤン・マテウス、水沼宏太、アンデルソン・ロペスもネットを揺らすなど攻撃陣が躍動したなかで、トップ下で先発した西村拓真も存在感を放った。
特に筆者の目を見張ったのは、水沼のゴールの起点になった77分のシーンだ。
ハーフウェーライン付近で相手DFを背負いつつ、上島拓巳からの縦パスを受けた西村は、身体を張ってファウルをもらう。そしてすぐさまリスタートし、右サイドのY・マテウスにスルーパスを通すと、ドリブルで持ち込んだY・マテウスからのパスを水沼が流し込んだ。
【厳選ショット】横浜が10人対10人の激闘を制す!山口を5-1撃破で7年ぶりに天皇杯4強進出!|天皇杯準々決勝 横浜 5-1 山口
試合後、西村にリスタートを狙っていたのか訊くと、次のように答えてくれた。
「ファウルをもらったところから、(右サイドのスペースが)空いているのは分かっていた。そこの切り替えの早さはマリノスの良さ」
前半のうちに両チームとも退場者を出し、それ以降は10人対10人での戦いとなったなか、空いているスペースを見つけて狙い通りにスルーパスを通す技術は見事だった。
また、西村は86分に、A・ロペスが落としたボールをダイレクトでシュートするかのように見せつつ、ワンツーで優しいパスを返してA・ロペスのゴールをお膳立て。27歳のアタッカーに得点はなかったものの、2得点に絡んでみせた。
このアシストの場面に関しては、「ああいうところで冷静になれる選手が上にいくと思う。自分でも行けて、パスも出せる。そういう局面をもっと作って、ちゃんとチョイスできるようにしていきたい」と語った。
西村はJ1第30節の京都サンガF.C.戦で一発退場となり、2試合の出場停止処分を受けた。そのため天皇杯の山口戦から中2日で迎えるJ1第32節のFC東京戦には出られないが、自身のプレーに「まったく満足していない」という背番号9は、今後に向けて「90分間を通してチームに貢献できるよう準備して、ピッチでしっかり示していきたい」と意気込んだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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引用元:https://news.nifty.com//article/sports/soccer/12289-3414238/