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「秋来なさそう」9月も猛暑続き “規格外”の野菜では新たな商機も【サンデーLIVE!!】(2024年9月15日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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■「秋来なさそう」9月も猛暑日続出

ABCテレビ 増田紗織アナウンサー
「東京・江東区砂町銀座商店街に来ています。12時現在の気温は36℃。9月中旬ですが厳しい残暑が続いています」

街の人
「暑いねぇ。なんか真夏よりももっと嫌な暑さ」
「秋が来なさそう…」
「クーラー全部使ってますよ 1日、夜と全部使ってます。扇風機と両方」
「(Q.そうなると電気代とかも心配ですよね?)具合悪くなってお医者さん行ったら大変ですもんね。お医者さん行くよりはいくらか安い」

 14日、全国の猛暑日は81地点。真夏日は543地点を記録。記録的な暑さは、夏のイベントにも影響を与えています。

■猛暑続きでイベントとビジネスに“変化”が

 都内のビアガーデンでは暑さが続いていることを受け、10月末まで1カ月間の延長が決定。

ビアガーデンの客
「(Q.1杯目いかがですか、仕事終わりの)最高、最高です」
「もう連休なので 解放感めっちゃあります」
「(延長される来月も)機会があれば来たい。この気温だったら」

ABCテレビ 増田紗織アナウンサー
「こちらの洋服店、お邪魔致します。9月中旬にもかかわらずノースリーブや半袖がかなり多く並んでいますね」

買い物客
「やっぱり値段も安いし、もうぜーんぶこれもそう。ぜーんぶコーディネートここ!これもそうかわいいでしょ。これのね、ブルーを買ったの」
「(Q.これを9月に入って買った)そうそうそう。つい最近。2,3日前」

 地元マダムの熱烈な支持を誇る衣料品店「エスワールド」。

 こちらは大手衣料店とは一線を画し、「体感気温」に合わせて今一番売れるものを店頭に並べるため現在、夏物も数多く扱っています。

エスワールド店長
「やっぱり暑いからね。『今すぐ着るもの』みたいな。秋物や冬物、先に買っとかなきゃっていう昔のイメージはもうない。温度に合わせたものを買っていく人が多いね。秋物はその時期になれば一気に動くんです。動く時期が先に延びているだけで」

■猛暑で“規格外”野菜増える中…救世主が?

 一方、暑さは野菜などを扱うビジネスにも変化をもたらしています。

取材ディレクター 安藝拓巳
「福井県にあるこちらの企業ではこういった規格外になってしまった野菜などを全国から仕入れ消費者へ発送しているといいます」

 フードロス事業などを手掛ける企業が3年前から始めたのが、規格外野菜などを一般的な価格より安く配送するサービス、ロスヘル。

 倉庫の中を案内してもらうと…様々な理由で規格外になってしまった野菜が箱詰めされていました。

エクネス株式会社 フードロス事業部 葛野亜衣事業部長
「(規格外野菜の)サイズがSサイズ、Mサイズ、Lサイズと3種類あるのでお届けするお客様ごとにばらつきはないようにはなるべくさせていただいてます」

 規格外になってしまった理由や産地などの案内も添えられており月に1回の定期便で、金額は1900円から。

 この日出荷した野菜を見せてもらうと…。

エクネス株式会社 フードロス事業部 葛野亜衣事業部長
「こちらがナスなんですけど、暑さで急激に大きくなったことによる皮が割れてしまったものになります。あとはこちらが通常よりも日光がたくさん当たって皮が日焼けしてしまって変色してしまった梨になります」

 暑さによる皮へのダメージもこのように中身には影響がなく美味しく食べることができるといいます。

エクネス株式会社 フードロス事業部 葛野亜衣事業部長
「農家さんとお話させていただくうえで、規格外となってしまうものも値下げ交渉はなるべくせずに農家さんの思っている金額でなるべく買い取るようにさせていただいたりですとか、農家さんに寄り添うということを積極的にさせていただいてます」

 規格外野菜を卸しているこちらの農家では少しでも規格外を減らそうと1カ月遅くブロッコリーの苗を植え始めていました。

農事組合法人 ファーム東陽 吉村恭平監事
「(天気予報を見ても)猛暑日のマークがずっと続いてるからこれは植えても、枯れちゃうんじゃないかなと思って。というのをずっと延ばしてるとあれ?いつの間にか9月みたいな。いつが旬って言われても今ぐらいから取れるんじゃない?としか言いようがなくて」

 強い日差しにより収穫しても10分ほどで野菜がしおれてしまった日もあったという吉村さん。規格外野菜販売の取り組みについては…。

農事組合法人 ファーム東陽 吉村恭平監事
「こういう(規格外の)野菜でも、消費者の元に届くというのはすごいいいことだな思いますし、消費者の皆さんにもこれぐらいで規格外って言うんだとか、そういう実情がわかってもらえるっていうのは大きいんじゃないかなと思います」

■“規格外”の桃でも「収益化」目指し

 和歌山県紀の川市の桃農家・辻本さんも規格外となった桃を“お手頃価格”で販売していますが、「収益面での課題」は大きいと話します。

辻本農園 辻本正弘さん
「規格外品にもよるが、(桃)ジュースなどにいくと、(本来の販売価格の)1/10~1/20くらいに値段的には落ちてしまいますよね」

 そんな農家の悩みを解決するための新たな試みも。

株式会社トリプルバリュー 出口健一さん
「(農作物の)「収益面」と「ブランディング」の2つに貢献できているんじゃないかと思います」

 大阪市にあるトリプルバリューでは農家にも利益が出るような価格で規格外品を買い取り、ジャムなどの加工食品としてブランディング化し、販売する事業を手掛けています。

 実際に、辻本さんの規格外品の桃も本来の販売価格の9割ほどで買い取っていると言います。

辻本農園 辻本正弘さん
「加工品にもかかわらず、グレードの高いよりこだわった商品にしていただいているので、単価も安定して買っていただけるのがありがたい」

(※辻本正弘さんの「辻」は正しくは1点しんにょう)

(2024年9月15日「サンデーLIVE!!」)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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