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■例年以上に批判噴出スタート時からの番組テーマも変更へ
例年批判が寄せられるのが恒例となっている感がある、日本テレビの『24時間テレビ』。今年は8月31日〜9月1日に放送され、安定の炎上を起こし、夏休みの終盤を告げる花火のごとき風物詩たる貫禄まで備わってきた。
年々強まってきているように感じられる批判は、今年特に激しかった。これには、『24時間テレビ』に寄せられた寄付金を10年間にわたり1100万円超も着服していた日テレの系列局・日本海テレビの局長が、昨年11月に懲戒解雇されていた件が大いに関係していよう。
系列局の一局員の不祥事だから、本体である日テレには管理責任が問われるくらいのものだが、内容が内容だけに多くの視聴者に深い衝撃を与え、この着服問題の責任は日テレにも大いにあると受け止められた。しかし、一部で期待された『24時間テレビ』内での謝罪はなく、それによる「日テレ不信」と、かねてよりあった「“感動ポルノ体質”への疑問」が相まって、今年はより激しい批判が展開されたと思われる。
ただ、日テレも手をこまねいて漫然としているわけではなかった。第1回からの番組テーマであった「愛は地球を救う」を、今年の第47回目にして初めて「愛は地球を救うのか?」へ変更。そして“メインパーソナリティー”が廃止された。約50年間動かなかった亀がようやく歩き出すために甲羅から足を出そうと身動ぎしている――くらいの焦れったさはあるが、とにもかくにも日テレも何かしらのアクションを起こそうとしてはいるのである。
だが、今年の批判のされ方を見るに、それらのマイナーチェンジが功を奏したとは言い難い。『24時間テレビ』はどのようにすれば愛されうる……とまで言わなくとも、許されうるコンテンツになるのだろうか。今回は、それを考えてみたい。
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/magazine/12126-3364174/