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和田アキ子のトド発言・川口ゆりの体臭苦言...炎上に謝罪は必要か?(2024年8月29日)|BIGLOBEニュース -芸能ニュース/炎上まとめ

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和田アキ子のトド発言・川口ゆりの体臭苦言...炎上に謝罪は必要か?

2024年8月29日(木)15時15分 大手小町(読売新聞)

「夏場の男性の臭いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」とX(旧ツイッター)に投稿し炎上したフリーアナウンサーの川口ゆりさん。パリ五輪金メダリスト、北口榛花選手がカステラを食べる様子を「トドみたい」と発言し炎上をした和田アキ子さん。つい5年ほど前までなら、このくらいの発言は許されていた気もするが、加速度的にアップデートされている社会的倫理規範はとうとうここまで狭まってきたということだ。

写真はイメージ

川口さんの発言は、夏場に体臭対策をしてない男性へのただの注意喚起とも捉えられるが、冷静に考えると女性である川口さんが異性の生理現象についてコメントすること自体がナンセンスだ。

男女を入れ替えて想像したら分かりやすい。例えば男性アナウンサーが「女性の体臭が苦手すぎる。対策をこまめにしてほしい」なんて発言しようものなら炎上することは誰でも想像できるだろう。これが同じ発言でも同性である女性からの発言だったら許容されるかもしれない。今回の川口さんのような発言も、男性から男性に向けたものであればこれほど炎上しなかったのではないか。

これは男女だけに限った話ではない。例えば同性愛者の当事者男性が「ホモってこうよね」と言っても問題ないが、異性愛者が同じことを言ったらアウトだ。日本人が「日本人ってこういうところダメよね」と言うのと、外国人が同じことを言うのとでは不快度が変わってくる。

少なくとも、自分とは違う属性の人のことをネガティブに言ったり、自分と違う属性の人にアドバイスをしたりするのは相手の気分を害する行為なのだ。そして今の世の中はいよいよ「他人の気分を害してはならない」「誰かの気分を害する者は社会的に制裁を受けねばならない」という段階に差し掛かっていると言わざるを得ない。

和田アキ子さんの「トドみたい」発言もそうだ。和田アキ子さんは「トドみたい」と発言した直後「かわいい」と言っていて、明らかに北口選手をけなそうと放った言葉ではない。だが、「トドみたい」という言葉が何にかかっているのかが分かりにくかったのだ。“体形や容姿が”トドみたいなのか、“ゴロンと気分良さげに寝転んでいる様子が”トドみたいなのかで解釈は変わる。和田アキ子さんは解釈の分かりにくい言葉を使ったことで混乱を招き、他人の気分を害したというわけだ。

写真はイメージ

「他人の気分を害する全ての発言がNGなのであれば、もう何も言えなくなるじゃないか」なんて声も聞こえるが、誰かは良くて誰かはダメという線引きは差別につながる。女性が男性の体臭問題を語って良いのなら、男性が女性の体臭問題を語ることも許さねば不公平だ。

差別や不公平がない形でコミュニケーションをとるならば、全ての気分を害する発言をNGにして傷つく人をなくすか、全ての気分を害する発言を許して傷つかないように受け手側がメンタルのアップデートをするか、どちらかだろう。2024年現在の日本は、全ての不快発言厳禁派と受け手側のメンタル向上派で半々に分かれているように感じる。

僕個人としては完全に後者のタイプだ。なぜなら全ての不快発言を根絶することは不可能だと思うし、偏見やマウント、嫌味なんてのはコミュニケーションのスパイス。不快な発言がなくなったらつまらないとすら思うからだ。

実際、川口さんは自らの発言を謝罪した後、西村ひろゆかない(YouTuber)のYouTubeチャンネルに出演して「反省はしているんですけど、臭い人がいるなっていう思いは正直変わらなくて」と発言している。つまり、自分の発言内容は間違っているとは思わないが、言ったことは謝罪するということなのだ。そんな謝罪を聞いて不快感を覚えた人の気持ちが晴れるのだろうか。間違ったことは言ってないと思うなら、いっそ謝罪もしない方が潔いのではないか。

僕も発言が炎上することはあるが、誰かが不快感を覚えることにいちいち謝罪をしていたら、何の議論もできなくなる。今年1月、JAL機炎上事故が発生した際、ペットを貨物室に預けることの是非が議論されたことが記憶に新しい。ペットを機内に持ち込むべきという意見もあったが、緊急時に荷物同様、ペットを機内に置き去りにしていくことなど不可能だと僕は思った。

「いくら誓約書を書いたとしても、いざ現実になると必ず混乱が起こる。ペットを連れて脱出することで他人の命が脅かされるのはわかるが、正直知らない他人の命よりも我が愛犬の命の方が大事。だから混乱を起こさないためにもペットは飛行機に乗せるべきではない」といった趣旨の発言をした。

当然「知らない他人の命よりも我が愛犬の命が大事」というパワーワードが一人歩きして炎上したし、自らの正義感を否定され不快に思った人から大量の批判のコメントをもらったが、一切謝罪をすることはなかった。今でも自分が間違ったことは言っていないと思っているし、奇麗事で済ませなかった自分を褒めたいくらいだ。もちろん知らない他人が死んだニュースをテレビで見ても悲しいけれど、我が愛犬の死はその比じゃない。1週間は寝込むくらい悲しいのは事実なのだから。

「なぜ謝らないんだ」といった声はあったが、「何が悪い」という態度でいると1週間もすれば沈静化したし、仕事への影響も皆無。世の中炎上を過剰に恐れすぎているというか、一石を投じることによる「反響」を「炎上」と呼ぶのはやめた方がいいと僕は思う。時には腹を割って話さなければ、話が進まないこともあるのだ。本心を打ち明けるのだから不快に思う人が出るのは当たり前。良薬は口に苦しだ。

「その発言は不快だー!」と怒る人には「そうですか。あなたが何を不快に捉えるかはあなたの問題であって私の問題ではないですよ。がんばってください」と返すくらいの人間に僕はなりたい。(タレント 小原ブラス)



大手小町(読売新聞)


]...以下引用元参照
引用元:https://news.biglobe.ne.jp/trend/0829/okc_240829_5436541331.html

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