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■フライト時間が長いと「通路側」増加
飛行機や新幹線の座席は窓側と通路側どちらに座りますか?まずは飛行機から見ていきます。
「乗りものニュース」のアンケート結果では、フライト時間によって結果が大きく変化することが分かりました。
フライト時間が短いと「窓側」が64.7%で人気ですが、ある時間を超えますと「通路側」が48.7%と迫ってきます。この境界となるフライト時間は4時間です。
国内線の最も長いフライト時間は、新千歳-那覇便の3時間50分なので、国際線になると通路側の需要が高まるのではないかということです。
旅行アナリストの鳥海高太朗さんによりますと、「トイレを我慢できるかどうかの境界が4時間なのではないか」と分析しています。
■座席の表示 使わないアルファベットも
さらに飛行機を予約する時に、知っておくとタメになるかもしれない豆知識がもう1つあります。
飛行機の座席はA、B、Cとアルファベッド順に並んでいますが、実は飛行機の座席には「I」がありません。というのも、「1」と間違いやすいからです。
飛行機の座席は最大で1列10人。「I」を抜いて「H」「J」「K」という並びになっています。
実は座席によっては使わないアルファベットが増えることもあるそうです。例えば、一列が3・3・3の場合は「E(JAL)」や「F(ANA)」を抜きます。
そうすることで窓側の席はAとK、通路側の席はC・D・G・Hとアルファベットが固定されます。誰かに予約してもらったチケットでも、アルファベッドを見れば窓側か通路側かが推測できるようになります。
■新幹線…圧倒的人気「窓側」 真ん中の席のメリットとは?
窓側と通路側の問題は新幹線でもありますよね。
新幹線のアンケート結果は、窓側79.5%、通路側20.5%と窓側が圧倒的に人気です。
新幹線の窓側人気は“富士山”が影響しているのではないかということで、景色が楽しめるということです。
鳥海さんによりますと、「新幹線は飛行機よりも足元の前後間隔が広いので、席を立つことに気おくれしないのでは」と分析しています。
さらに東海道新幹線の窓側の席、山側と海側どっちがいいですか?と聞いてみたところ、7割近くが山側を選びました。やっぱり富士山が見たいのではないかな、ということです。
鳥海さんによりますと、人気がないとされる真ん中のB席にもメリットがあるといいます。実は「真ん中の座席はちょっと広い」です。
東海道・山陽新幹線のN700Sを見てみますと、A席とC席は幅440ミリ、B席は幅460ミリと、真ん中の席が2センチ広いんです。
真ん中の席しか空いていない時は、ちょっと残念な気持ちになると思うのですが、広いことを知っておくと前向きになれそうですね。
(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年8月19日放送)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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