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■熱中症の疑いで122人搬送 東京
空気がゆらゆらと立ち上るように見える「陽炎(かげろう)」に、地面が濡れたように見える「逃げ水」の現象が見られたのは、北海道美幌町です。平年と比べ11℃以上も高い36.2℃を記録し、あまりの暑さに水辺ではカラスも涼んでいます。
観光客でにぎわう京都では37.2℃を観測し、7日連続で猛暑日となりました。
東京から
「暑い。汗が噴き出してきます」
大阪から
「連日暑いので、疲れがたまって。何℃でも暑い」
兵庫県養父市では、76歳男性が死亡。熱中症とみられています。
東京都内では23日、122人が熱中症の疑いで搬送されました。
飲食店経営(80代)
「年寄りにはこたえる。仕事しながら水分だけはとっている」
23日、最も暑くなったのは千葉県市原市で、体温を大きく超える39.0℃を観測しました。
トレーテル市原牛久店長
「日差しが暑いを通り越して痛い。外で(草刈り)作業していたが本当に汗だくで。10分ちょっと作業して、すぐクーラーのある部屋に退避しての繰り返し」
■野菜の常温保存注意「じゃがいも」も冷蔵庫に?
体温超えの危険な暑さは“野菜の常識”にも影響を及ぼしています。野菜ソムリエがいる青果店で話を聞いてみました。
野菜ソムリエの資格を持つ
大権商店 森輝夫店長
「2日くらいもっていたのが1日でダメになってしまうとか、今まで常温保存ができたものが常温保存だとダメになってきていて、冷蔵庫に入れてほしいものが最近増えてきている」
森さんによりますと、野菜の常温保存の最適な温度は15℃程度。連日の猛暑で、日の当たらない暗い場所ならば大丈夫と思っていた野菜が、次々とダメになっているといいます。
森さん
「(Q.具体的に保存方法が変わった野菜は?)じゃがいも、玉ねぎ、ニンジンは常温保存で良かったが、入れられるなら(冷蔵庫の)野菜室に入れるのがベスト。(玉ねぎは)こういう袋に入っていると、中の温度が上がってしまうので、袋から開けて保存する。これだけでも違う」
ただ、じゃがいもの場合は、もうひと工夫必要です。
森さん
「(じゃがいもが包装された)袋を開けてしまうと、蛍光灯のライトなど光に当たるとソラニンが出てしまう」
「(Q.蛍光灯でもダメ?)ダメ」
ソラニンは、じゃがいもの芽などに多く含まれる毒素です。多く摂取してしまうと、嘔吐(おうと)や頭痛、めまいなどの症状が起き、最悪の場合、死に至る可能性もあります。
森さん
「野菜室もライトがつくことも多々あると思うので、こういうのは紙袋に入れる。そのひと手間がやはり大事なので、(買ったあと)そのままポンとするのではなく、(どの野菜も)保存の仕方があるので、この猛暑の中でも(保存期間が)いくらか変わってくる」
(「グッド!モーニング」2024年7月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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