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伊藤院長
「新型コロナの…」
患者
「え?こんな後にうつることあるんですか!?」
病院で「新型コロナウイルス」と診断され、驚きの声をあげる女性。今、検査で陽性になる患者が後を絶ちません。
患者
「きのうの3時ぐらいからすごいスピードでのどの痛みと激しいせきが出て、眠れないぐらいになっちゃって…」
伊藤院長
「換気はどうでしたか」
患者
「外気が入ると暑いので(会社で)皆さん開けない」
厚生労働省によりますと、14日までの1週間で、全国の1医療機関あたりの感染者数は11.18人。前の週から1.39倍増え、10週連続で増加しています。
全国で最も感染者が多いのが沖縄。ゴールデンウィーク前の1医療機関あたりの感染者数は9.77人でしたが、最新のデータでは29.92人に急増しています。
11度目の流行の波が来ていると言われている「新型コロナ」。その特徴は患者の9割が変異株「KP.3」に感染していることです。
東京都医師会 尾崎治夫会長
「変異株『KP.3』は、今まで作ってきた免疫を回避する力が強い株。かなり感染力が強い株。ここで夏休みに入る。皆さんマスクをしている人がかなり、特に若い方が減っている状況で、これからどんどん感染が増えていくと、いずれ高齢者の方に入ってくる」
ワクチンを打っていても、抗体をすり抜けやすい特徴があるというKP.3。頭痛や倦怠(けんたい)感など、熱中症と似た症状が多いことから夏は気付くのが遅れやすいといいます。
■コロナ急増“トリプル発症”も
なかには、別の病気と併発する患者も…。
伊藤院長
「熱中症、手足口病、新型コロナの三重奏。びっくり」
こちらの女性は熱中症になった翌日に手足口病、さらには、新型コロナに感染。「トリプル発症」したといいます。
伊藤院長
「手足口病の大流行と、それから早い段階の高温多湿。コロナの急速な感染者数の増加。そしてKP.3。新しい強い感染力を持った変異株の急速な置き換わり。こういった要素が集まったことによって本来はまれなケースがまれではなくなってきている」
暑さも厳しくなるこれからの時期、新型コロナの感染を防ぐためにはどんな点に気を付ければいいのでしょうか。
伊藤院長
「もちろん熱中症対策は必須だが、その傍らで換気を例えば1時間に1回、10分から15分でもいいので、空気をある程度入れ替える」
(「グッド!モーニング」2024年7月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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