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■本場アメリカ!BBQの楽しみ方
二つの違いは「外でやるか」「室内でやるか」ではありません。アメリカのバーベキューを知り尽くした日本バーベキュー協会の下城民夫会長によると「バーベキューは焼き終えてから食べるもの」「焼き肉は焼きながら食べるもの」です。
「焼き肉が焼きながら食べるもの」というのは、なるほどと思うのですが、「バーベキューが焼き終えてから食べるもの」というのはピンと来ないかもしれません。今回は、下城会長に本場アメリカのバーベキューの楽しみ方を教えてもらいました。
アメリカのバーベキューの風景を日本と比べると、違和感がありませんか。テーブルとバーベキューコンロが離れています。アメリカのバーベキューは、ホストとゲストがはっきりと分かれています。
ホスト側のピットマスター(焼き手)が、野菜や肉を工夫しながら焼いていきます。そして、ゲストをもてなすためにお皿に丁寧に盛り付け、全て焼き終えてからみんなで食べるパーティーのようなスタイルです。
アメリカ人から見れば、日本のバーベキューは“青空焼肉”のように見えるということです。
■アメリカ映画の影響…日本人の勘違い?
なぜ日本ではバーベキューが“青空焼肉”になったのでしょうか。下城会長によると「同時期に広まったことが要因ではないか」ということです。
日本にアメリカのバーベキュー文化が入ってきたのは1960年代ごろでした。アメリカ映画のワンシーンなどで、バーベキューをしているシーンが見られるようになったのが1960年代ということです。
同時期に焼き肉文化も浸透してきました。焼き肉を店で食べたことがある人が映画を見ている時、バーベキューは外でやる焼き肉のことと混同してしまったのではないかということです。ワンシーンを見ただけでは、パーティーのようなスタイルまでは伝わりません。
下城会長は「どちらもおいしい肉を食べたいという気持ちは変わらないので、どちらが良いということではなく、この違いを楽しんでほしい」と話していました。
(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年7月18日放送)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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