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候補乱立の都知事選で新潮流「再生数狙える」動画配信者の“推し活”で石丸氏躍進【サンデーステーション】(2024年7月8日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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今回の都知事選、史上最多56人の候補が乱立し、異例の選挙戦となりました。

■小池氏圧勝 2番手に石丸氏“乱立の都知事選”

(佐々木一真アナウンサー)「池袋駅前ではこの後、小池百合子氏による街頭演説が行われます。このように土砂降りの雨となっているんですけれど、それでも演説を聞くために非常に多くの人が集まってきています」
土砂降りの中、6日、最後の演説をおこなった小池百合子氏。
(小池百合子氏(71))「傘をおさしの方々、どうぞ傘を上下してください。ありがとうございます。ああ、ありがとうございます」
多くの聴衆がつめかけた一方、演説会場の周りでは…
(佐々木一真アナウンサー)「今、手荷物検査を突破しようとする女性が一人、事務所関係者の方に止められています。『小池百合子の公約達成はゼロ』という看板を持った女性が観覧場所の中に入ろうとしています」
17日間に及んだ選挙戦。

小池氏は都心から離れた八丈島や奥多摩町など、人口が少ない地域から選挙活動を開始。時には船の上から、住民に支持を訴えかけます。
(小池百合子氏)「私、候補者本人、リアル百合子でございます」
「鉛筆持ったら小池百合子、鉛筆持ったら小池百合子で」
ただ選挙期間中も「公務を優先する」と明言。
先月29日は、知事として都電の車内で行われたプロレスを視察しました。前半戦は街頭演説にあまり立たなかった小池氏ですが、後半戦に入ると人が多い都市部でマイクを握る回数も増えました。どの会場も金属探知機によるボディチェックが行われるなど厳戒態勢です。
(小池百合子氏)「社会を担うのは、お一人お一人の都民の皆様方でございます」
「やーめーろ!やーめーろ!」
激しい野次がおさまらず、演説が中断される場面も。
(小池百合子氏)「これまでとはちょっと違うと思われませんか、皆さん。本当の民主主義のプラットフォーム守っていこうではありませんか」

■“自民色”排除の小池氏 vs “反自民“の蓮舫氏

(蓮舫氏(56))「私は政治資金パーティは一切やりません。当たり前じゃないですか」
蓮舫氏は、選挙戦初日から、「反自民」「非小池」を前面に押し出しました。
(蓮舫氏)「裏なのか、水面下なのか分かりませんけれども、自民党が応援している人には絶対に勝ちたいと思っています」
“裏金問題”で自民党に吹く逆風を、自らの追い風にしたい考えですが、小池陣営は自民党の国会議員は応援演説に立たない“ステルス戦術”を徹底。告示後に行われた公開討論会も1度だけ。蓮舫氏は小池氏の姿勢を非難しました。
(蓮舫氏)「どうして出てきてくれないんですか、小池都知事は。どうして党論会を欠席するんですか。どうして表で私と堂々と議論をしてくれないのか」
党派色を消す小池氏に対して、蓮舫氏のもとには立憲民主党や共産党から、次々と国会議員が駆け付けました。
(共産党 志位和夫 議長)「全ての都民の皆さんを包み込んで、一緒になって前進する、蓮舫さんのような方が知事にふさわしいんじゃないでしょうか」
(蓮舫氏)「まさか志位議長にこんなに褒められる日が来るとは思いませんでした」

■「再生数狙える」配信者が石丸氏の追い風

広島県安芸高田市の市長時代、議会との対立をSNSで発信し、注目を集めた石丸伸二氏。
(石丸伸二氏(41))「みなさんのスマホ。その中に入っているLINE、お友達。上から順番に好きな石丸伸二の動画を送り付けてください」
今回も“バズり”を意識した選挙戦を展開。東京以外から演説を聞きに来る人も少なくありません。
(北九州から来た女性)「北九州から来た」
Q.投票権は?
「ないんですよ」
この広がりを生み出しているのが、どの演説会場にも現れる“動画配信者”たちの存在です。
(動画配信者)「演説がバッティングして、石丸さんが共産党の演説終わるのを待っている状況です」
こちらの実況している男性は、愛知県からやって来ました。
Q.今回の石丸陣営、そのメンバーではないですか?
(動画配信者)「全然違いますね。再生数が狙えるんじゃないかというところで始めたのがきっかけですね」
再生数によって、広告収入が得られる動画配信。お金だけが目的の配信者もいると言いますが。
(動画配信者)「石丸さんの政策だとか実行力だとか、どんどん追っていくうちにのめり込んでしまって」
選挙期間中はホテルに泊まり込み、朝5時起きで演説会場を回って、生配信。夜遅くまで編集やテロップ付けの作業が続きます。ホテル代や交通費も自腹です。
(動画配信者)「再生数が回れば、石丸さんの当選にちょっとでも近づくんじゃないかなというのは自分自身勝手に思っていて、選挙というよりは祭りをみんなで楽しんでいる」

史上最多、56人が立候補した東京都知事選。選挙ポスターを巡っては、告示日から早くも騒動が…「ほぼ全裸の女性」のポスターを掲示して、警視庁から警告を受けた候補者を直撃すると…
(河合悠祐氏(43))「もう逮捕されようが後悔はないです」

■なぜ“過激ポスター”? 候補者を直撃

5日、港区で行われた合同演説会。その会場になぜか、警視庁から警告を受けたあのポスターが置かれていました。使えなくなったからでしょうか…段ボールに書かれた「ポスター販売」の文字。そこには1000円の値札がつけられていました。しかし、この会場では物販が禁止されているため、売ることは認められませんでした。一体なぜ、このポスターを作ったのか、候補者は…
(河合悠祐氏)「警告は受けましたけど、皆さんに物議を醸してね。NHK党があんなに大量にジャックするという問題もありましたし、私のこのセクシーポスターの件もそうですけど、選挙ポスターの問題を考えるきっかけになったという意味では良かったと思っています」

「今、遅れて田母神俊雄候補が会場に駆け付けました」
合同演説会の会場では、元航空幕僚長の田母神氏を囲んで候補者らがフォトセッション。プラスチックの兜をかぶったり、白い仮面で顔を覆ったり、刀を持った侍姿の人も…
(澤繁実氏(47))「現役の織田信長こと澤繁実です」
個性豊かなメンバーに囲まれて、田母神氏も…
(田母神俊雄氏(75))「75歳に見えないと皆さんから言われます。『どうみても74歳ですね』と言われる」
そして、なぜか最後には…
(AIメイヤー氏(51))「田母神候補に投票しよう!エイエイオー!」

(内野愛里氏(31))「『カワイイ私の政見放送見てね』の内野愛里でございます」
政見放送でシャツを脱ぎ、肌を露わにして物議を醸したこの候補者。一体、何を狙っていたのか…
(内野愛里氏)「やっぱり泡沫候補なので、私のことなんて誰も興味ないと思ったので、興味を持っていただくために過激な方向にいきました」
Q.別のやり方もあったと思うんですけど
「教えてください、逆にそのやり方を教えてください」
Q.若い人にしかない政策で訴えかけるとか
「政策、誰が見てくれますか?私のこと知らない人が私の政策ちゃんと見てくれますか?」
Q.後悔はないですか?
「若干後悔はしているけど、色々総合すると人生1回だけなんでチャレンジできてよかったなと思います」

AIを武器に、都知事選に臨んだ候補者も―
(安野貴博氏(33))「今回の選挙で私が訴えたいことはただ一つです。テクノロジーで誰も取り残さない東京を作ること」
「デジタル民主主義」の実現を掲げる安野貴博氏。東京大学工学部を卒業したAIエンジニアで、起業家でもあります。
「私は“AIあんの”です。」
(佐々木一真アナウンサー)「安野さんのYouTube配信で例えば、『デジタル民主主義とは?』という質問を打ち込んでみると…」
(“AIあんの”)「デジタル民主主義とは、テクノロジーを活用してより多くの都民の声を迅速に集め、政策に反映する仕組みです。これにより透明性が高まり民意が反映されやすくなります」
(佐々木一真アナウンサー)「このように、このAIは安野さんのマニフェストを学習していて、私たちは24時間、対話をすることが出来るということです」
“AIあんの”が集めた「質問」や「要望」は、7000件以上。この“有権者の声”をもとに、選挙期間中にも公約をアップデート。
(安野貴博氏)「まず1つが、子育ての経済的負担に対する支援の中での“所得制限”の扱いです。東京都の教育費の現状を踏まえると、これは『撤回すべきだ』という声が多くありました。行政事務コストの削減インパクトなどから、“所得制限を設けない”意思決定をしました。」
この公約のアップデートはすぐ“AIあんの”にも反映されます。
(佐々木一真アナウンサー)「アップデートした公約について質問を打ち込んでみます。」
(“AIあんの”)「マニフェスト公開後に皆さんとの議論を通じてアップデートし、所得制限を撤廃しました」
安野氏は、AIのようなテクノロジーが政治をより身近な存在にすると期待しています。
(安野貴博氏)「今回、公約をアップデートできるということを見せることによって自分たちの声は届くんだと、それによって政治不信も変えることができると思っています」

(清水国明氏(73))「輪島市の中心市街地にあるビルなんですけど、ご覧のように倒れています」
一貫して災害対策を訴えてきたタレントの清水国明氏。選挙戦終盤、その姿は能登の被災地に…
(清水国明氏)「私は能登で被害に遭われた方達のお声をダイレクトにお聞きして東京に届けようと思います。選挙運動ということで来たわけではないので、これ(たすき)は外してですね」
そして、最終日は東京で…
(清水国明氏)「東京都の財政を、皆さんの命を守るということを第一にして使いたい。使わせていただきたい。」
「まだまだ被災地のためにやることはいっぱいあるなと思いました。」

7月7日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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