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■深谷市長「俺の中でいつも栄一さんがいる」
1800人が集結し熱気に包まれたのは、埼玉県深谷市のカウントダウン会場です。盛り上がりの中心に、渋沢栄一のコスプレをしている男性を発見。一体、誰なのでしょうか。
カウントダウンのおよそ3時間前、イベント会場に到着した男性の正体は、小島進深谷市長(63)です。
小島市長
「1万円です。1万円配りまくってます。もう1000枚は配っている」
市長の名刺も1万円を模したデザインです。次々と参加者たちにあいさつをしていく小島市長。
小島市長
「ここから気合いが入ります。俺の中でいつも栄一さんがいる」
そして、お色直しを済ませ、いよいよ本番です。
小島市長
「ある意味、きょうがスタート。自分も一生懸命やっているが、市民の方が喜んでもらえるのを実感した」
■「新1万円札」渋沢栄一の玄孫が語る
大盛り上がりの渋沢栄一ゆかりの土地。番組では、渋沢栄一ゆかりの人物にも話を聞きました。
都内で投資信託の会社などを経営する渋澤健さん(63)は、渋沢栄一の玄孫(やしゃご)にあたる人です。
シブサワ・アンド・カンパニー
渋澤健 代表取締役
「(Q. 渋沢栄一が顔になることで心境は?)光栄なことです。もちろん。自分の先祖がお札になるということはあまり、あることではないので」
「(Q.ちなみにこの写真を持ってきたんですけど…)似ていますか?」
「(Q.目元がちょっと似ているかなと)僕の妹がこんな顔しています」
「(Q.周りから似ているとか言われる?)時々、言われますが、別にそんなに似ていないと思います」
「(Q.今後、お札を見るたびに、似ていると思う瞬間が?)それはないと思う。まずないと思います」
「自身と渋沢栄一は似ていない」と話す渋澤さん。新1万円札に選ばれた写真については、次のように話しました。
渋澤さん
「渋沢栄一は道徳的資本主義とか、『論語と算盤(そろばん)』と言われているが、そのエッセンスは、私が思うに現状に満足していない未来志向。だから、渋沢栄一は今度のお札でちょっとムスッとしている。日本はもっといい国になれるはずだと」
「つまり、お金が社会に循環することによって、より多くの人たちが豊かになる。そういうふうに栄一は考えていたと思う。そういう社会になれば、ムスッとした顔がニコッとするのではないか」
ちなみに渋澤さんは、3日に行われる新紙幣発行のイベントで新1万円札を手に入れる予定だといいます。
渋澤さん
「(Q. 1枚目はどうする?)使います」
「(Q. 1枚目は取っておこうという思いは?)すぐ使う予定があって。7月3日の発行する夜に(仕事関係者)160人ぐらい集まる。そこで会費に新1万円札持ってきてというのがあるので、すぐ使う」
■紙幣コレクター 20年越しのリベンジへ
「3日を心待ちにしていた」という人もいます。紙幣コレクター歴20年の宝田萌さん(仮名・40代)です。
宝田さん(仮名)
「(Q.これ全部?)そうです。全部(コレクション)。どんな記号や数字が出るか分からない。日常生活の小さな宝探し」
これまで集めたプレミア紙幣は、200枚以上に上ります。中でも8がズラリと並ぶ2千円札は、およそ10万円の価値があるといいます。
新紙幣の狙い目については、次のように話します。
宝田さん(仮名)
「新紙幣はAAのAAとか、初期の記号のお札を手に入れられたらいい。20年越しのリベンジ」
実は宝田さん、20年前に紙幣が変わった時も銀行周りに奔走。しかし、目的だったプレミア紙幣を手に入れることはできませんでした。
集める方法は紙幣のオークションなどではなく、銀行での両替のみ。3日も銀行を回る予定だといいます。
宝田さん
「だいたい多くて10店舗ぐらい。(目的の貨幣が)何もなくて空振りに終わる時もよくある」
「(Q. 目的の紙幣が出た時は?)心の中でよっしゃっ!みたいな感じ」
果たしてお目当てのプレミア紙幣を手にすることはできるのでしょうか。
(「グッド!モーニング」2024年7月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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