6月30日、明治安田J1リーグ第21節で、町田ゼルビアはアウェイのパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦。前半9分に先制されるも3-1で逆転勝利を収めた。そんな中、町田のスターティングメンバ—に名を連ねたブラジル人FWエリキの試合後の行動に対し、ガンバ大阪サポーターの言動がSNSで炎上する事態となっている。

　試合終了後、エリキが誰もいなくなったピッチで自身の子供と遊んでいる様子を撮影した動画がSNSにアップされる。動画内では、G大阪サポーターと思われる複数の人物から「どこで遊んでんだよ。帰れ。殺すぞ」といった音声が収められていた。

　これに対しSNSでは「子供にここまで暴言吐くなんて普通にJリーグ関与案件じゃないか？」「Jリーグのファンはレベルが低いわ」といったコメントが寄せられた。アウェイのスタジアムで子供を遊ばせるのは良くないという意見も上がる一方、ホームチームのサポーターの言動を問題視する声が大半を占めている。

　Jリーグでは近年、ファン・サポーターが選手やクラブに対して行う暴言や誹謗中傷行為に対して厳しく対処する姿勢を見せている。これらの行為を行った人物を特定した上で入場禁止処分とするケースも多く、中には法的措置を検討する事案も発生している。処分の有無に関わらず、こうした行為は許しがたいものである。今回の一連の騒動を受け、両クラブはどのような対応を見せるだろうか。