#ニュース
炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
ジャニーズ・ワールドカップ情報もお知らせします。
画像
動画
チャンネル名
チャンネル説明
「救助の手が届かず、安否確認すらできない…」能登半島地震で浮き彫りになった、集落孤立という危機。
孤立の可能性がある集落は全国に2万近くあり、対策が急がれます。
観光地としても知られる伊豆半島の南伊豆町を取材すると多くの課題が見えてきました。
■能登半島と伊豆半島 似た地形がもたらす孤立リスク
海と山に囲まれた独特の地形が織りなす大自然の絶景。日本有数の温泉地としても知られ、年間を通して多くの観光客で賑わう伊豆半島。
しかし…
防災の専門家は、その地形ゆえのリスクを指摘します。
静岡大学防災総合センター長 北村晃寿教授
「こちらに能登半島の地図、 それから、これは南北を逆にした伊豆半島の地図があります。同じスケールで見るとほぼ同じ大きさで、非常によく似ていて
“孤立”する可能性はかなりあると思います。」
「能登半島地震」で発生した“集落の孤立”
最大24地区でおよそ3300人が孤立し、食料や常備薬の不足で体調の悪化を招いたケースもありました。孤立解消までには2週間以上かかっています。
能登半島地震の後、南伊豆町では、静岡県と合同で現地調査を実施。町内15の地区で“孤立”の可能性がある事を公表しました。
一体なぜ、これほど“孤立”が起きてしまうのでしょうか?
■現地取材で見えてきた「陸」「海」「空」支援の課題
サタデーステーションは、南伊豆町で“孤立”が指摘される1つ「石廊崎地区」へ。人口160人ほどの小さな集落ですが、石廊崎灯台や岬を巡る遊覧船が有名で観光名所となっています。
現地を訪ねてまず気付いたのは、その特徴的な地形です。
藤澤 愛ディレクター
「『石廊崎地区』です。ここから見ると山間の集落というのがよくわかります。」
幹線道路で目につくのは“土砂崩れ警戒”を示す標識。
能登半島地震では、土砂崩れや地面の陥没により幹線道路の国道249号線が各地で寸断。
一方「石廊崎地区」の幹線道路は、県道16号線のみ。土砂崩れが起きればここでも寸断される懸念があります。陸路が閉ざされれば、次は海からのアクセスですが…
藤澤 愛ディレクター
「遊覧船の乗り場にもなっているこちらは、集落からほど近い石廊崎漁港です。」
船舶を使えば住民の移動や物資の輸送も可能に思えます。
しかし能登半島地震では、護岸の崩落や海岸の隆起により港の機能が失われました。
そのリスクは石廊崎でも…
静岡大学防災総合センター長 北村晃寿教授
「石廊崎魚港の両側のところは、かなり険しい地形になっていますので、そこで土砂が崩壊すると、港の機能を失うということが起きます。」
そしてこの険しい地形は、頼みの綱である空からの支援に影響を与えることもわかりました。
石廊崎地区 前区長 鈴木崇夫さん
「この場所をヘリポートとしてどうですか、という話を自衛隊にしたところ、場所的に“風もあったり”で難しいという回答をもらいました。」
半島特有の山に挟まれた地形により強い風の影響で、安定した離着陸が難しいというのです。
陸路は幹線道路の寸断。海上は、港の崩壊。空からの支援にも課題が残ったままです。
■高齢化が進む地域ゆえのリスクも…
さらに取材を進めると、ひとたび“孤立”が起きると、深刻な事態を招きかねない問題も見えてきました。
こちらは、89歳の渡辺健治さん。地震が起きた時の備えはあるのか聞いてみると…
渡辺健治さん(89)
「畑、そっちへ行けば何か作物が残っているから、なるようになるからと思って。備えはしてないですね。」
では、地区としては…地区の予算で購入したという防災備蓄品。毛布購入の日付けは平成8年、30年近く前。飲料水は、消費期限が今年の3月で切れています。
石廊崎地区 前区長 鈴木崇夫さん
「役員さんも区民も含めて、そういう(防災)意識が、残念ながら、非常に意識は低かったという。」
地区の予算書を見せてもらうと、これまで防災費は、年間5万円でしたが、今年度からは増額の予定です。
何より懸念されるのは、医療の維持です。この地区には77世帯が暮らしていますが、住人は70歳以上が半数を占め、90代が10人、100歳以上が3人。
石廊崎地区 前区長 鈴木崇夫さん
「お医者さんもやっぱりこの地区にはありませんので、一番近くてもやっぱり、7、8km先になりますので。」
大切なのは、孤立の長期化を防ぐこと。課題だったヘリポートの候補地は、「石廊崎地区」の山頂にある駐車場に決まりました。
しかしここにも課題が。道路が寸断した場合、物資を受け取るには集落から急な坂道を登らないと辿り着けません。
いつ起きるのかわからない巨大地震。専門家はS0Sを発信する手段の確保が重要だといいます。
静岡大学防災総合センター長 北村晃寿教授
「特に伊豆半島のような孤立しやすいところでは、孤立したということの情報を伝える手段ですね。通常の携帯電話ではダメなので衛星を利用したその通話のシステムというのは、もうこれは必ず用意しておく必要があります。」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
#youtube #芸能 #事件