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海外からも買いに来る81歳の絶品おにぎり 愛情いっぱい、具もいっぱい【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年5月6日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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東京・調布市にある創業50年のおにぎり店の看板娘は手島弘子さん(81)です。「弘子さんが握ったおにぎりを食べたい」と海外から訪れるほど人気者です。

■おにぎりへの熱い視線 海外からも!

 東京・港区にあるお米がテーマの飲食店のカウンターで料理を待つのは、ヨーロッパから来たという旅行客です。そこに、おひつが運ばれてくると、「Rice is very sticky.(白米はとても粘り気が強いです)」と説明が始まりました。
 
 2人は、おにぎりを握る体験をしに来たのです。初めて握るおにぎり。一人は何とか様になっていますが、もう一人は「たばこ」のようになってしまいました。
 
甘酒・雑貨かふぇ こめどりーみんぐ 藤井このみスタッフ
「おにぎりがアメリカでも人気と聞いて。実際にサービスを始めると、(外国人客が)興味をもってくれるので、(おにぎり体験は)求められていると感じます」

 おにぎりに熱い視線を向けるのは、海外だけではありません。総務省家計調査によると、日本でも米への支出は減っているにもかかわらず、おにぎりへの支出は増えているのです。
 
■米屋からおにぎり屋へ…困難を乗り越える
                 
 おにぎり専門店も増え続けています。創業51年の老舗おにぎり店を訪ねました。

 調布市にある「omusubi teshima」は、半世紀にわたり地域の人々のお腹を満たしてきました。その店でずっとおにぎりを握り続けてきたのが、手島弘子さんです。
 
20年通う常連客
「お母さん(弘子さん)一人の時間帯もある。会話もしてくれる。ほっこりしますよ」

2日連続来た客
「おばあさん(弘子さん)の心が温まるおにぎりを食べて、きょうも一日幸せを感じながら生活したい」

 omusubi teshimaでは、なんと1日平均500個を売り上げます。コツは握るのではなく、包むこと。熟練の技で、中がふんわり柔らかいおにぎりが出来上がります。

 この日も、開店から大繁盛。手島さんは、次から次へおにぎりを握っていきます。

 その足元を見てみると、踏み台に乗っています。身長は135センチ。売り場の様子が見たくて、台を用意したそうです。

手島さん
「人が来ているかなと思って(人の)影で見たり。知ってる人がいるかなと思って、こう(のぞいてみるけど)見えないんです」

 売り場の様子が、どうしても気になるようです。小さな身体で厨房(ちゅうぼう)を歩き回り、てきぱきと仕事をこなす手島さん。とても81歳には見えません。

 平日は、朝5時すぎから働き始めます。ほぼ休むことなく、営業時間いっぱいの午後6時まで、とにかく精力的に動きます。
 
手島さん
「自分ではおばあさんと思っていなかったんですよ。皆さんに言われて、自分はおばあちゃんなんだと(気が付いた)」

 若い時と比べ、身長が15センチほど縮んだといいますが、体は至って丈夫です。
 
手島さんの息子・健太さん(51)
「(Q.弘子さんの強さはどんなところ?)芯がしっかりしてる。本当に人生イコールおむすびみたい」

 ようやく店内が落ち着き、腰を下ろしましたが、休憩は3分で終了。根っからの働き者です。
  
 55年前、夫の章さん(85)とともに「てしま米店」を開店。しかし、その直後、オイルショックで物価が急激に高騰するなど、米店の売り上げだけでは戦えないと判断し、おにぎりの販売を始めました。

 当時はおにぎり専門店などが普及していなかった時代で、厳しい声も聞かれたそうです。

手島さん
「米屋がなんでおにぎり屋なんてやるんだと、反対もあった。あちこち(行って)勉強した。(夫の)後ろについてきた感じ」

 様々な困難を乗り越え、おにぎり一筋で頑張ってきました。

手島さん
「(Q.つらいことはあった?)悪いことは忘れちゃう。今を元気で楽しく、お客さんに喜んでもらえるように」

 元気に楽しくおにぎりを握り続けてきた手島さんの手は、右手でよそって、左手に米をのせるため、左手が赤くなってしまうのです。

手島さん
「痛くはないです。この手で50年握っています」

 50年以上、おにぎりを握ってきた手はふっくらと厚みがありました。

■手島さんの笑顔が見たくて…

 omusubi teshimaの厳しい時代も知り、「毎日のように手島さんのおむすびを食べている」という満藤さん(72)は、次のように話しました。
 
満藤さん
「すみません、いつも。ご飯を助けてもらっています。愛情いっぱい。具いっぱい」
 
 他の常連客も、次のように話します。

1年通う常連客
「(Q.おにぎりの味はどう?)おいしいです。から揚げおにぎりが一番好き。柔らかくて、家庭で作ってもらったような感じ」

 「地域のお母さん」のような存在の手島さん。その温かい笑顔に会いたくなるのは、万国共通のようです。
 
フランスからの観光客
「弘子さんに会えたことが本当に光栄です。彼女の年齢で働けることは驚きで、感心しています」

手島さん
「毎日楽しくリズムにのって、おにぎり握ってお客さんの笑顔見て」
 
 客には「いつまでも握ってほしい」と言われる日々です。

手島さん
「(Q.これからの目標は?)まだまだ100歳まで(働く)。みなさんにおいしく喜んでいただけるように(頑張る)」

 お客さんたちはみんな、手島さんの笑顔が見たくて通っています。

(「グッド!モーニング」2024年5月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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