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■晩餐会でもジョーク受け…すこぶる上機嫌
アメリカを出発し、14日に帰国した岸田総理。飛行機に乗り込む時には、笑顔で手を振っていましたが、日本に到着して飛行機から降りると、口を真一文字に結び、硬い表情で車に乗り込みました。
アメリカ議会での演説では、冒頭のジョークが受けると、「つかみはOK」とばかりに満足気な笑みを浮かべていました。
岸田総理
「日本の国会でこれほどの拍手を受けることはまずありません」
「ここに来る前、私のスタッフがこう言いました。『私のスピーチが短すぎると文句を言った人は誰もいない』」
「『主賓が誰なのか分からない』と妻の裕子が言っていました」
多くのゲストを招いた晩餐(ばんさん)会でも、ジョークが受けに受け、すこぶる上機嫌でした。
■補選に裏金問題…「いばらの道」続く岸田総理
アメリカでは笑顔も見せていた岸田総理ですが、国内では問題が山積みです。
政治ジャーナリスト 田崎史郎氏
「岸田内閣にとっては、いばらの道が続くだろうと思います」
補欠選挙は裏金問題が起きてから初めての国政選挙で、16日が告示日。岸田内閣にとっては、逆風が吹いています。
16日に告示日を迎える東京15区の補欠選挙。自民党の候補者はいません。
自民党は東京と長崎で候補者の擁立を見送ったため、戦わずしてすでに2敗している状況です。
唯一、審判を仰ぐこととなるのは島根1区です。ここでは、自民党の候補者・錦織功政氏(55)と立憲民主党の候補者・亀井亜紀子氏(58)で、事実上の一騎打ちとなります。諸派の佐々木信夫氏(85)も立候補しています。
田崎氏
「島根1区も自民党にとっては厳しい戦いとみられています。もし補選で3つとも負けて全敗となりますと、政権にとっては打撃になります」
■政治刷新本部“総理の責任問題”追及も
さらに、難しい課題も待ち受けています。
田崎氏
「一番、岸田さんにとって厳しいのは、政治資金規正法の改正論議です」
4月13日・14日に行われたANN世論調査によると、自民党の派閥の裏金事件を受けて、政治資金収支報告書に総額500万円以上の不記載があったかどうかを基準に処分を決定したことについて、「納得しない」と答えた人が81%でした。
岸田総理は政治資金規正法の改正に意気込みを見せますが、12日に行われた政治刷新本部では、総理の責任問題を追及する声が上がったといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「責任ある人が本当は責任を取っていないとか。そういう根本問題をやらずに各論に入ると、うやむやのまま法改正にも臨むことになるとおかしいという意見が出た」
しかし、岸田総理は次のように述べました。
岸田総理
「自民党総裁として、政治の信頼回復の先頭に立って努力することによって、自民党総裁としての責任を果たしていかなければならない。このように考えております」
果たして、政治資金規正法の改正は実現できるのでしょうか。
田崎氏
「岸田総理は今国会中に成立させたいと何度も言っているが。野党、特に立憲民主党は自民党がのめないような高いボールを投げて来て、それに対して自民党はどうにものめないという局面になると、政治資金規正法の改正案の成立は難しくなってくる」
(「グッド!モーニング」2024年4月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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