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一気に進む桜の開花 なぜ?満開と葉桜の“二極化”【スーパーJチャンネル】(2024年4月1日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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「東京の名所」では咲いている桜と、そうでないもの“二極化”が進んでいました。

■春本番!一気に進む桜の開花

 東京の桜の名所では、ソメイヨシノがきれいに咲き誇っています。待ちに待った花見シーズンが到来。約800本のソメイヨシノが並ぶ目黒川沿いです。

 1日の東京は最高気温が19.7℃で4月中旬並み。ようやく春らしい陽気に。平日にもかかわらず、多くの花見客でにぎわっています。

花見客
「思っていたよりは咲いていた。もっと少ないと思っていた」

 目黒川沿いの桜は先月27日にはほとんど開花していませんでしたが、31日は気温が28.1℃まで上昇し、3月なのに7月上旬並みの暑さになったことで桜の開花が一気に進みました。

 1日は先月31日よりもピンク色が増えているように見えます。去年は、3月下旬にはすでに満開を迎えていました。

■なぜ?桜の咲き方が“二極化”

 ただ、今年は桜の咲き方に異変が見られます。川を挟んで咲き方が違います。

 桜の名所「目黒川」。地元商店街の会長は例年との違いに首をかしげます。

目黒川桜まつり実行委員会 藤森昇会長
「本当にばらつきがある。同じ木でもこっちは全然、咲いていない」

 さらに、異変は他にも…。

 「開花している花」「つぼみ」「若葉」が混在しています。本来、若葉が芽吹くのは花が咲いて散りゆくころ、いわゆる「葉桜」と呼ばれる状態です。同じ川沿いでも順調に花が開いている桜と、すでに若葉が出ている桜の2つに分かれています。

目黒川桜まつり実行委員会 藤森昇会長
「咲く前の緑で葉桜ではない」

花見客
「葉っぱが出るともう終わりですよね。つぼみもあるから変な感じ。去年は散っているくらい今の時期」

 なぜ、今年は咲き方が二極化しているのでしょうか。桜の生態に詳しい樹木医に聞きました。

日本花の会 研究員・樹木医 荒井利仁さん
「理由として1つ言えるのが大規模な桜の剪定(せんてい)を行ったと。剪定作業の後は新しい枝を出そうとする。新しい枝には『葉芽』が付く。そういったものがたくさん出ているので葉芽が目立つようになったのでは」

 東京・目黒区では去年、目黒川沿いで桜の管理のため大規模な剪定作業を行っていました。花見の名所では、桜の老齢化によるメンテナンスで今回のように咲き方が分かれることもあるといいます。

■“遅咲き”で桜の名所に異変

 都内有数の花見スポット「千鳥ケ淵」でも例年とは違う異変が。桜の見頃の時期に行われる「千代田のさくらまつり」。今年は3月22日から始まり、4月2日までの開催で予定が組まれていました。

 ところが1日、千鳥ケ淵緑道からの景色は…。

 去年3月31日の映像では、満開の時には堀に沿ってソメイヨシノが覆いかぶさるように咲き誇ります。ところが、今年は4月に入ってもまだ咲き始めです。観光協会は桜まつりの延長を決めました。

千代田区観光協会 山崎真理さん
「4月2日までだったのが7日までにした。(去年は)3月24日で満開だった。今年はまだ一分(咲き)とも言えない。まだ本当につぼみがたくさんある。この後、満開になってくれればいい」

 ただ、今後、不安定な天気で桜の開花が進まないことを懸念しています。

千代田区観光協会 山崎真理さん
「これからせっかく咲こうと頑張っているのに雨とか天気が悪くなってしまうと、桜に影響が出るのかなと思い心配になっている」

 1日、東京では午後3時ごろから発達した雨雲が掛かり、局地的にゲリラ雷雨が。関東で大気の状態が不安定に。神奈川県のJR小田原駅では突然、大粒のひょうが降ってきました。

■古都を彩る桜に外国人感激

 一方、絶好の花見日和となった古都・京都では、国内外からすでに多くの観光客が訪れています。桜の名所「祗園白川」では、しだれ桜が見頃を迎えています。

 京都市は最高気温21.8℃で4月下旬並みの暖かさ。着物姿で記念撮影をするのは結婚をひと月後に控えたカップルです。

結婚する男性
「結婚式の前撮りの写真を撮りに来ました。京都と言えばここという感じ」

 結婚を前に来日したというフランス人男性と日本人女性。

日本人女性
「京都で着物を着て桜と撮れる場所を探して来ました」

フランス人男性
「桜はとても美しいです。まだ満開ではないですが、きれいです」

 京都市の中心地を流れる祗園白川。川に沿うようにして、しだれ桜やソメイヨシノが並びます。外国人観光客にも大人気の花見スポットです。

 ソメイヨシノはまだ咲き始めですが、アメリカから来た家族は京都の桜に感激。

アメリカからの女性
「まるで桜の森を歩いているようです」

アメリカからの男性
「美しくて、すべてが整然として清潔で芸術的。まるで絵画の世界です」

■春の京都彩る 圧巻の“しだれ桜”

 先月29日に開花が発表されたばかりの京都市でも異変が…。すでにソメイヨシノが満開間近の大人気スポットがありました。

 圧巻のしだれ桜が咲き誇るのは桜の名所「円山公園」です。公園には様々な種類の桜が約650本植えられています。ここ数日は季節外れの暖かさが続き、ソメイヨシノの開花が一気に進んで、すでに満開に近い木もあります。

 アメリカからの観光客は着物姿で花見を満喫。

アメリカから来た観光客
「まさにタイミングよく桜満開ですね」
「最高に気に入りました。美しいです。こんな光景は初めて見ました」
「着物で散策するのは最高ですね。ちょっと暑いですが、最高です」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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