“サクラショック”名所で悲鳴「芋売れない」　東京28℃…150年で“最も高い”【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2024年4月1日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■全国100地点以上で「夏日」

　春を通り過ぎ、夏が到来してしまったのでしょうか。3月の最終日の31日、砂浜は多くの家族連れでにぎわい、水遊びをする子どもの姿がありました。

　先月31日は全国的に暑い一日となり、気温25℃を超える夏日を100地点以上で観測しました。

　東京都心では28.1℃を記録。3月としては、およそ150年の観測史上最も高くなりました。

　春とは思えない急激な暑さ、皇居ランナーは額に汗を浮かべています。

ランナー
「めちゃくちゃ暑いです。もうちょっと涼しかったらよかった」

　都内の桜の名所、目黒川沿いでも…。

花見客
「めっちゃ暑いです」
「スウェットで来たんですけど暑すぎて、もう半袖で」

中目黒　はし田屋
「（Q.暑さは？）見てもらったら（分かる）この汗。（汗だく）ですよ、本当」

　夏のような暑さで、「桜の咲くスピードもアップするのでは？」と期待する人もいましたが…。

花見客
「まだまだ咲いてない」
「まだ咲いてない」
「これだけ暑かったら桜の時期じゃない。（まだ咲いていないことに）違和感がある」

　去年の3月29日の目黒川沿いは、青空が桜で覆われてしまうほどの満開でしたが、2月下旬と3月上旬の寒さによって桜の成長が遅れた影響で、先月31日に咲いている花はまばらでした。

　今年はここ10年で、もっとも遅い桜の開花となりました。その影響が各地で出ています。

■異例の事態…焼き芋専門店の嘆き

　桜の季節、目黒川沿いに出店するのが今年で6回目という焼き芋専門店では、異例の事態を嘆いていました。

IMOS cafestand オーナー　川島さん
「（Q.開花遅れの影響は？）開花が遅れていることによって、あらかじめ入荷したものがまだ売れてないという状況。在庫がたくさん、まだあります」
「（Q.どれくらいある？）お芋が1000個ぐらい、まだあります」

　例年、桜の咲き始めのころはまだ寒く、焼き芋が売れていましたが、開花が遅れたことに加え、いきなり暑くなってしまったため、在庫があぶれているといいます。

　そのため、この先の売れ行きを心配しています。

川島さん
「急に温度が上がってしまったので、僕らとしてはかなり不利になった」
「（Q.きょうは暑いが？）温度を下げて提供しています」

　本来は熱々の芋を提供していましたが、この暑さを考慮し、常温での提供に切り替えたそうです。

■外国人「花見じゃない、人見です」

　一方で、変わらない景色もありました。

　上野公園では、泥酔して倒れこむ花見客が続出。

　警察が起こそうとしても反応はなく、ぴくりとも動かない人もいます。仲間に支えられてやっと歩き始めましたが、かなり酔っている様子で、千鳥足です。

　警察官が目を光らせるなか、泥酔した花見客がもめているような様子も見られました。

　満開の桜を楽しみにしてきた外国人観光客は、次のように話します。

アメリカから来た花見客
「今、桜ちょっと（咲いて）いませんね。だから人を見ますね。花見じゃない、人見です」

ポーランドから来た花見客
「桜は咲きはじめで、まだ開いてない」

　一方で、遅い桜の開花を歓迎する人もいます。

花見客
「今年は花が咲くのが遅いので、入学式まで花が咲いているなと。素晴らしいと思っていました。入学式にいい写真が撮れる」

　この後は一気に咲き進むとみられる桜。4月の満開は7年ぶりとなるため、今年の入学式シーズン、新たな門出を桜が彩ることになるかもしれません。

（「グッド！モーニング」2024年4月1日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp