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■風評被害の不安 独自調査で対策
小林製薬の『紅麹』をめぐる問題は、飲食店にも不安が広げています。東京・新橋の沖縄料理店には25日、取引先からこんな連絡が届いたといいます。
島の台所まさむぬ 三井幸樹店長
「うちで使っている豆腐ように関して、自社培養の紅麹を使用していますと。ご安心してくださいという内容でした。(Q.小林製薬の紅麹は使っていない)そうですね」
鮮やかな赤色に、チーズのような濃厚な味わいが人気の『豆腐よう』。代表的な郷土料理の1つです。赤色の着色料として紅麹が使われていますが、風評被害などを防ぐため、業者が独自で成分などを調査した書類を送っていました。
島の台所まさむぬ 三井幸樹店長
「お客様から恐らく今後、紅麹のことを聞かれるかなと思っています。うちで使っているものは安心して召し上がっていただけますよというのを、お客様に(その都度)伝えられるようにしたい」
女性
「意外と多いなと思いました。先ほど聞いて、こんなものにも使われていると初めて知った」
■新たに入院50人増 使用者の不安
小林製薬は26日、サプリを飲んだ人が先月、腎疾患で死亡していたことを明らかにしました。亡くなった方は、2021年4月から約3年にわたり飲んでいたといいますが、毎日どれくらいの量を飲んでいたのかなどは、まだ確認中だとしています。
これまでに入院が確認されたのは76人。健康被害に関する報告は日ごとに増えています。
紅麹サプリを飲用していた女性(50代)
「LDLコレステロール値が高い方へっていうのは、まさにその通りで。健康診断の数字に引っ掛かり、特に治療というのもないので、数字を下げたいというのがあり、買いました」
2週間ほどサプリを飲み続けていたという50代の女性。購入した商品は当該の製造番号ではなかったといいますが、不安はつきまといます。
紅麹サプリを飲用していた女性(50代)
「やっぱり小林製薬さんというと、有名で信用できる会社だって思ったので、高いんですが、そちらを選びました。自分だけじゃなく、続けて飲んでいる人って悩んでいると思うんです、同年代の方だと。それ自分も大丈夫かなというのは思っています」
■小林製薬からヒアリングも…
いまだ原因物質の特定に至らないなか、政府は…。
林芳正官房長官
「健康被害の発生を把握してから、保健所や厚生労働省への報告や、事案の公表までに2カ月余りの時間を要したことは誠に遺憾であります。厚生労働省・消費者庁・農林水産省などの関係省庁が情報集約・共有しながら対応していくため、連絡会議の開催を検討しておりまして、関係省庁が一丸となって食の安全の確保に全力を尽くしていく」
自見消費者担当大臣も…。
消費者・食品安全担当 自見英子大臣
「機能性表示食品の摂取による健康被害の発生が他にもないか。現在約7000件ある届け出製品についても緊急に点検するよう、私から事務方に指示をさせていただきました」
厚労省では、小林製薬の担当者5人が呼ばれ、ヒアリングが行われました。
小林製薬の関係者
「(Q.きょうはどういった話を)先ほどお話しましたのでね。(Q.健康被害が出ていますが)それは大変申し訳ないと思っています。適切に対処していきます」
厚労省は、ホームページで健康被害の情報を掲載し、引き続き注意を呼び掛けています。
■“想定しない成分”含む可能性
そもそも『紅麹』とは、麹菌の一種である『紅麹菌』を米などに繁殖させて発酵させたもので、鮮やかな紅色が特徴です。
今回は、小林製薬が生産した紅麹を含むサプリ『紅麹コレステヘルプ』で健康被害が出ました。
小林製薬は全ての製品の回収をお願いし、そのうち2023年に製造した製品を検査しています。その結果、90種類の製造番号のうち“想定していない成分を含む可能性”がある製造番号18種類をホームページで公表しています。
■小林製薬「原因に4つの仮説」
小林製薬は22日の会見で、健康被害の原因は特定できていないとしながらも、4つの仮説を立てています。
(1)紅麹に含まれる『米紅麹ポリケチド』を大量摂取して、腎臓に影響が出た可能性
(2)紅麹菌から生成されるカビ毒『シトリニン』が影響している可能性
(3)アレルギーの可能性
(4)異物または不純物が混入した可能性
4つの中で可能性が一番高いのはどれなのでしょうか。食の安全性に詳しい、東京大学の唐木英明名誉教授に聞きました。
(1)『米紅麹ポリケチド』の大量摂取
唐木英明名誉教授
「極めて大量に摂取しない限り、人体への悪影響はない。可能性は低い」
(2)カビ毒『シトリニン』の影響
唐木英明名誉教授
「紅麹菌からシトリニン以外の毒素は生成されない。可能性は低い」
小林製薬は会見で「製品にはシトリニンが生成されない菌株を使っている」と説明しています。また、今回改めて検査した結果、シトリニンは検出されなかったということです。
(3)アレルギーの可能性
唐木英明名誉教授
「今回は特定の製造番号から被害が出ている。アレルギーであれば、これまでに多数の症例報告があったはず。アレルギーの可能性も低い」
(4)異物または不純物の混入
唐木英明名誉教授
「紅麹だけのところに“違うカビ”が入ってしまい、有毒物質を作った可能性はある。経路は不明だが、外部から何かが混入した可能性もあるのではないか」
小林製薬は「製造工場の入室管理は徹底している」とする一方で「あらゆる可能性を否定せず調べる」としています。
唐木英明名誉教授
「今、一番大事なのは原因物質を突き止めること。原因物質が分かれば、どの段階で生じたか、混入したか、調査を進めることができる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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