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焦点となっているのは、“裏金”に関わった議員らの処分をどう下すかです。塩谷氏ら4人については、キックバックを止められる立場にあったのに続けた責任は重いとして、『選挙での非公認』以上の処分を検討。一方で、会合に出席していなかった松野前官房長官など他の幹部らについては、3番目に軽い『役職停止』とする方向です。ただ、いずれも、すでに党の役職などを辞任。いわば形式的なものとなります。
処分をめぐっては、そもそも茂木幹事長に任せたはずの岸田総理。なぜ、自ら聞き取りを行うことになったのでしょうか。
テレビ朝日政治部・千々岩森生記者：「総理周辺は「『きょうは、もはや聴取ではなく、処分通告に近い』と話していて、トップ自ら向き合うレベル。最低でも『選挙での非公認』となると、自民党の支援はない、比例復活もない。この逆風で、落選のリスクが格段に高まる処分。政権内部の結束が乱れるなかで、極めて微妙な案件を任せきれる党幹部が見当たらない事情もありそうです」
キックバックを受け取りながら派閥の指示で記載しなかった議員らは『戒告』とする案が。一方で、自ら選挙への不出馬を表明した二階元幹事長については、見送る案が出ています。
処分の対象にならなそうな人は、もう一人。
日本維新の会・音喜多駿政調会長：「総理ご自身が率いていた岸田派の会計にも問題が判明し、会計責任者が立件されています。所属議員に厳しい処分を下すなら、まず隗より始めよ。総理総裁も例外とせず、しかるべきタイミングで、みずからも処分を受けるべきではないでしょうか」
岸田総理：「私自身が関わった派閥については、内容において、派閥全体への還付等の不記載とは全く次元が異なるもの。そのうえでトップの責任等もあるのではというご指摘がありました。党としての判断、これは尊重されなければならない」
自らの処分について、慎重な姿勢をにじませました。
総理の聞き取りについて、野党からは、このような声が上がっています。
立憲民主党・岡田克也幹事長：「総裁まで、ヒアリングで出てくるんですよね。それで、結果がわからなかったと言うんだったら、そんな情けない話はないし、総裁ご自身の責任でもあるというふうに思います」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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