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■瓶製品との別れを惜しむ声が相次ぐ
銭湯でよく見かける瓶に入った牛乳や、コーヒー飲料。風呂上がりに飲んだことがある人も多いのではないでしょうか?
70代
「瓶の飲みものが一番おいしいよ。何を飲んでも」
滑らかな口当たりで、飲みものがよりおいしく感じられるガラス瓶。今月いっぱいで、森永乳業の7商品すべてが販売終了になります。
森永乳業の瓶入り牛乳は1929年から販売されていて、実に95年にも渡って、多くの人に親しまれてきました。
80代
「風呂上がりに飲むのが、くせになっている。なんだかんだで30年前から(飲んでいる)」
高校生
「瓶のほうが、飲みやすい。やっぱり悲しいですね」
辰巳湯では、多い日は一日30本以上売れるといいます。店主も、40年以上取り扱ってきた商品との別れについて、次のように話します。
辰巳湯 小池章人 店主
「残念ですし、ちょっとびっくりした。やっぱり銭湯といえば瓶牛乳。それを腰に手を当てて飲む。なくなると困るなと思う」
瓶製品との別れを惜しむ声が相次いでいます。
森永乳業は、なぜ販売終了を決めたのでしょうか?
■今後、容器はペットボトルや紙パックなどに変更
長年、銭湯などで親しまれてきた森永乳業の瓶入り飲料が、今月いっぱいで長い歴史に幕を下ろします。
世代を問わず、愛されている瓶製品。販売終了の理由について、森永乳業の担当者は次のように説明します。
森永乳業 担当者
「瓶という容器は懐かしさや特別感など、情緒的な価値がある特別な物だと考えていますが、時代とともに変化する市場環境、お客さまのニーズなどを総合的に考慮し、販売終了を決定いたしました」
実際、ガラス瓶に入った牛乳の生産量は年々減少していて、10年間で、およそ3分の1にまで減っています。
また、ガラス瓶は容器を洗って再利用することで資源の節約につながりますが、容器回収に手間がかかることなどから、瓶製品の販売終了を決めたということです。
今後、容器はペットボトルや紙パックなどに変更されるということです。
(「グッド!モーニング」2024年3月20日放送分より)
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