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■公明党・山口代表から“異例の苦言”も
岸田文雄総理大臣
「党総裁として、国民の皆様に心からおわびを申し上げます」
総理に就任して以来、「感謝」で始めてきた党大会の演説を、今年は「謝罪」からスタートしました。
会場周辺には、抗議活動をする大勢の人がいました。多くの警察官が配備され、異様な雰囲気になりました。
この会場で第91回自民党大会が開かれましたが、去年と比べて質素な雰囲気だったといいます。
去年の映像を見ると、党の結束を確認する「勝つぞ」コールや、太鼓など楽器の演奏隊を呼んで、お祭りムードだった党大会。照明や画面に、カラフルな演出が施されていましたが、今年はそのような演出は見られず、質素なものとなりました。
例年、祝辞を述べる公明党の山口那津男代表は、晴れの舞台である党大会で苦言。異例のことです。
山口代表
「残念ながら、国民の納得感を得られるところに至っているとは言えない状況であります」
今年の党大会は、どのような雰囲気だったのか。番組の取材に対し、片山さつき参議院議員は、次のように話しました。
片山議員
「（Q.党大会は、去年と比べてどうだった？）今年は2次会でいつも盛り上がる食事会もないし、非難を浴びている党だから、非常に簡素にしたのだと思う。反省の上に立った適切な規模だったと思う」
■岸田総理、議員の“処分”を幹事長に指示
16日に行われた青年局・女性局の合同全国大会で岸田総理は、次のように述べました。
岸田総理
「青年局・女性局ともに、国民の皆さんから厳しい目を向けられる事案にも直面しています」
青年局では、露出の多い女性ダンサーを招いた懇親会。女性局は、エッフェル塔の写真投稿が問題となった海外視察と問題が相次ぎ、危機感をあらわにしました。
自民党に逆風が吹くなか、来月、東京・島根・長崎で衆議院の補欠選挙が行われます。
岸田総理は、裏金問題に関係した議員の具体的な処分について、茂木幹事長に指示したと説明しました。
岸田総理
「（収支報告書の）不記載の金額や程度、これまでの役職などの議員歴や説明責任の果たし方など、状況を総合的に勘案し、党紀委員会の議論を経て、厳しく対応していく」
政治倫理審査会で世耕氏ら安倍派幹部の説明を「納得できない」と批判した、安倍派の西田昌司参議院議員は、自発的な出処進退が必要だと厳しく指摘しました。
西田議員
「（自民党は）変わらなきゃ、もうこのまま終わりますよ。党に処分されるよりも、自らその出処進退についての責任を示すということが、本人にとってもそうだし、党にとってもいいことだと思う」
キックバックを誰が再開させたのか。安倍派幹部の証言が食い違うなか、18日、裏金問題のキーマンとも目される下村博文元文部科学大臣が、衆議院・政治倫理審査会に出席します。
（「グッド！モーニング」2024年3月18日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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