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世耕氏は答弁の中で、「東京地検特捜部に事情聴取を複数回受けて、不起訴・嫌疑なしとなった。違法性の認識があり、その認識のうえで、現金での還付を決めていたら、立件されている。我々は不起訴・嫌疑なし」と違法性がないことを訴えた。一旦は中断した裏金キックバックを復活させた経緯についても、「8月5日の会合で現金による還付の復活が決まったということは断じてない」と説明した。一方で、下村博文元政調会長は1月31日、キックバック廃止の代替案として、「還付については、個人の資金集めパーティーのところに上乗せし、収支報告書で合法的な形で出すという案もあった」と、代替案が示されたことを明らかにしていた。その経緯から、安倍派幹部がキックバックの違法性を認識していた可能性があると懐疑的な見方が広がっている。
政倫審に出席した自民党安倍派の西田昌司参院議員は14日、世耕氏の同日開かれた政倫審での説明について、「私も全く納得できなくて、派閥幹部は当然のことながら、その時知らなくても、どうであったのかということを調べて報告する義務があるのは当然」と厳しく批判した。また、同党の三原じゅん子参院議員は15日、SNS「X」で、参院政治倫理審査会での対応について投稿した。世耕氏が14日に開かれた参院政倫審で、「知らない」、「分からない」という答弁を連発したことを指摘、三原氏は、「『知らない』『分からない』じゃなくて!」とした上で、「幹部という立場にあったのだから自ら真相究明のため必死に汗をかき、その結果を国民に報告、説明を果たし、その上で自ら政治的責任を取るというのが本来の在り方なのではないだろうか」と疑問と苦言を呈した。
自民党若手議員らが参加した昨年11月の会合に、党和歌山県連が下着のような露出の多い衣装をまとった複数の女性ダンサーを会場に招いていたことが明らかになった。報道された動画から、女性ダンサーに口移しでチップを渡す参加者の姿も見られた。会合は昨年11月に和歌山市内のホテルで開かれた「青年局近畿ブロック会議」後の懇親会で、党本部青年局の国会議員や地方議員など約40人が参加した。懇親会にいた藤原崇前青年局長、中曽根康隆青年局長代理がいずれも役職を辞任した。世耕氏の秘書も参加していたことが明らかとなり、世耕氏は、「秘書に厳重注意し、自宅謹慎をさせた」と述べた。
★ゲスト:若狭勝(元東京地検特捜部副部長)、久江雅彦(共同通信編集委員兼論説委員)
★アンカー:末延吉正(ジャーナリスト/東海大学教授)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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