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日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、OECD＝経済協力開発機構の調査では、33カ国の中で最下位。平均よりも1時間以上、短いのです。
東京・江戸川区が開いた『快適睡眠フェア2024』。来場者の悩みは、いろいろです。
70代・参加者（睡眠7時間）：「睡眠がずっとされている感じではないので、途中で起きちゃうんです」
40代・会社員（睡眠6時間）：「主人が暖房とかエアコンをマックスでかける人なんですよ。冬は30℃強、夏は18℃強。だから、もう寒いし暑いし、風もすごくて、マスク着けて寝ているんです」
今年、厚生労働省は、新たな睡眠ガイドを策定。成人については、推奨する睡眠時間を6時間以上としました。睡眠が極端に短いと、肥満や糖尿病、うつ病などの発症リスクが高いことがわかってきたためです。一方で、高齢者については、8時間以上の長時間睡眠は、死亡リスクが1.33倍に増加するなどの研究があります。
東京・港区にあるカプセルホテル。希望する宿泊者に、無料で睡眠解析サービスを行っています。これを目当てに、泊りに来る人も多いそうです。
宿泊客：「（Q．睡眠時間は）7時間くらい。長く寝ていても、しんどいときはしんどいので、そういうときは、質が違うのかなと、興味あります」
宿泊客：「どちかというと寝すぎちゃう悩みの方が。平日は6、7時間だけれど、休日は、アラームもかけずに10時間くらい寝るときがあります」
カメラは、赤外線なので、暗くても、目や口の状態が確認でき、マイクは、いびきの音など拾います。また、シーツの中にセンサーがあり、心拍を測ることができます。空間が狭いカプセルは、データを取るのに適しているそうです。データは、1週間後にメールで届き、寝返りや呼吸の数、深い睡眠の時間などで、効率が数値化されます。
ナインアワーズ責任者・米本秀高さん：「（予約は）もう右肩上がりで、興味持っている方が増えている印象。ご家族が無呼吸を察知していて、本人は認めていなくて、『あなた、ここ泊まりなさい』と、ご家族の推薦で泊まっていただくこともあります」
都内にある睡眠専門のクリニック。主に、睡眠時無呼吸症候群の患者が訪れます。
3年前に睡眠時無呼吸症候群と診断された男性。
3年前から通院の男性：「（Q.来院のきっかけは）健康診断です。血圧が高いということで、原因が睡眠にあるのではと。その当時、先生に言われて、検査してみましょうと」
ここ10年で、患者数が増えてきて、検査によっては、半年待ちになることもあるといいます。
グッドスリープ・クリニックの齋藤恒博院長：「睡眠時無呼吸症候群は、低酸素状態を長く繰り返し、さらされることになる。心筋梗塞や脳血管障害などの合併症を起こす。若いときは出てこないが、睡眠時間が足りない方は、余病の併発や肥満などの負荷がかかりやすいことはある」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp
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