等々力渓谷“立ち入り禁止”長期化　癒やしスポット「直せない」なぜ？【スーパーJチャンネル】(2024年3月15日) -芸能ニュース/炎上まとめ

　都心とは思えない豊かな自然。世田谷区にある等々力渓谷には年間、数十万人が癒やしを求めて訪れるといいます。しかし、今は途中で引き返す人の姿が後を絶ちません。

訪問客（20代）
「入れないんだと思って。ネットで散歩コースを調べていたら出てきたので。もう帰ります」

　きっかけは去年7月の大規模な倒木です。幸い、けが人はいませんでしたが、木は遊歩道を遮り、川をまたいでいます。折れてしまった根元は樹皮が剥がれ落ちて無残な状態になり、周辺を立ち入り禁止に。立ち入り禁止になったのは園内の約7割を占めるエリアで、700メートルに及びます。

　世田谷区が園内の708本を対象に調査したところ、52本が危険な木だと判断。伐採することに。ところが、現場は8カ月以上、経った今も立ち入り禁止が解除されていません。なぜ、危険な木の伐採が進まないのでしょうか。

世田谷区　公園緑地課　岸本隆課長
「渓谷内に車両や重機が入っていけないところが大きな要因となっていて、非常に作業自体に労力、時間が必要になっている」

　世田谷区の調査によりますと、普段通り再開できるまであと3、4年はかかるといいますが、短縮するための協議は続けられています。

世田谷区　公園緑地課　岸本隆課長
「本当に安全を早く確保して、皆さまに再び利用していただけるように最善を尽くしていきたい」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp