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■1審判決では、上意下達の組織性に着目
福岡県北九州市に拠点を置く「工藤会」。凶悪な組織として、全国で唯一、「特定危険指定暴力団」に指定されています。
元漁協組合長射殺事件や、元福岡県警警部銃撃事件など、一般市民に銃を向ける事件を起こしてきました。
工藤会のトップ・野村被告と、ナンバー2の田上不美男被告(67)。3年前の1審では、4つの市民襲撃事件すべてで野村被告が首謀者と認定され、死刑。田上被告には、無期懲役の判決が言い渡されていました。
直接的な関与を示す証拠がないなか、上に立つ者の意向で下の者が動くという上意下達の暴力団特有の組織性に着目したのです。
その1審判決の直後、野村被告は「推認、推認、全部推認。公正な裁判をお願いしていたのに、公正じゃないね。こんな判決を出していると、生涯後悔するよ」と言い放っていました。
この「生涯後悔するよ」という発言が、裁判官への脅しではないかと物議を醸しました。
■死刑破棄に…ネット上では「報復を恐れたか」
迎えた、12日の控訴審…。
福岡高裁 市川太志裁判長
「原判決は論理則・経験則に照らし是認できない。破棄は免れない」
福岡高裁は、直接的な証拠がない点を重視。野村被告に対し、4つの事件のうち1つを無罪とし、1審の死刑判決を破棄して無期懲役を言い渡しました。
市民
「日本の司法を疑います。大丈夫なのかな」
「残念で仕方がない。もっと重い判決が出ると思っていた」
ネット上では、「生涯後悔するよ」という言葉で、「裁判官が報復を恐れたのではないか」という声も上がりました。
■“被告の脅し”判決に影響は? 元裁判官に聞く
刑事事件を長年担当した、元裁判官で法政大学法科大学院の水野智幸教授に、被告の言葉が判決に影響する可能性について聞きました。
水野教授
「それは全くないと思います。今回の判決を見ても、あくまで証拠に基づいた判断だと理解できます」
現役の裁判官時代、水野教授も被告から脅し文句をかけられたことがあるといいます。
水野教授
「『覚えてろよ』と(被告に言われた)。裁判官は『薄気味悪いな』と思うが、私的な感情で判断を左右しない。裁判官の存在意義に関わる大事な点なので、プライドをかけてやっていると思います」
無期懲役を不服として、2人の弁護側は、最高裁に上告したことを明らかにしています。
(「グッド!モーニング」2024年3月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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