はしか“機内乗り合わせ”で感染事例も　流行の兆しに厚労省警戒【スーパーJチャンネル】(2024年3月12日) -芸能ニュース/炎上まとめ

　厚労省が注意を呼び掛けるのは「はしか」。高熱や発疹の症状が出る感染症で、1000人に1人は「脳炎」を発症するともいわれています。

　2019年には700人以上が感染しましたが、海外との行き来が減るなどし、ここ数年は減少。

　今年は早くも11人の感染が確認されています。

　直近では同じ飛行機に乗り合わせた8人が次々と感染する例も…。

　女性は飛行機で帰国後、東京・銀座にある飲食店で食事をしていました。厚労省は、症状に疑いがある時は医療機関に相談するよう呼び掛けています。

　先月24日、UAE（アラブ首長国連邦）からの飛行機で関西国際空港に帰国した20代の女性。

　7日午後、新幹線で新大阪駅から品川駅へ移動し、夜は銀座で食事をしました。その翌日、発熱などの症状が出て感染が分かったということです。

　女性が感染したとみられるのは飛行機の中。他に7人が感染していました。

　会話せず同じ空間にいるだけでも「感染の可能性はある」と医師は話します。

いとう王子神谷内科外科クリニック　伊藤博道院長
「免疫力があれば、ある程度ウイルスを吸っても感染の可能性は低い。残念ながら感染力が非常に強いので（免疫のない人が）同じ空間にある程度、長い時間、居合わせれば、かなりの確率で感染する」

　手洗いやうがいだけで予防することが難しいなか、有効なのは…。

いとう王子神谷内科外科クリニック　伊藤博道院長
「唯一有効な、治療ではないが予防になるのはワクチン2回接種」

　厚労省も2度のワクチンで「ほぼ確実に免疫を得られる」として、接種を呼び掛けています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp