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【311の現在】合言葉は「何かあったら集会所」“東日本”教訓に津波避難 石川・珠洲市(2024年3月11日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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シリーズでお伝えしている「311の現在」。東日本大震災の教訓によって能登半島地震では地域の合言葉が命を救いました。

 海沿いに住宅が集まり80人ほどが暮らす石川県珠洲市の下出地区。

 元日、地震発生から10分ほどで、4メートルを超える津波が押し寄せたと言います。

奥濱勇信さん(73)
「(避難する)坂の途中で音で振り返ったら、バァーと波が来ていた」

 当時、地区にいた全員が海抜23メートルの高台にある集会所に避難し無事でした。

下出地区 出村正廣区長(76)
「年に一回だが訓練していた。その成果もあるのかな」

 東日本大震災で津波が街ごとのみ込んでいく映像を見て、大きな教訓にし、地震発生時の避難方法を日頃から確認。

出村区長
「『何かあったら集会所』を合言葉としてという話をしていた」

 「何かあったら集会所」。それを合言葉に、揺れが来たらすぐに集会場へ避難と習慣付け、住民の防災への意識を高めてきました。

 その結果、地震発生から5分以内に地区全員が避難できたということです。

下出地区の住民
「自分で判断して(自宅を)出てきた」
「早く集会所へ上がれと言われ、慌てて出たので何も(持たずに)」
「そういうこと(地震)があったらこの集会所に集まって下さい。それが合言葉になっていましたので」

 専門家は、地域によってはわずかな時間でも命取りになるので、地震が起きたら即座に行動することが大原則。想定外が起きることを改めて認識するべきだと指摘しています。

 今回、住民の人々の話を伺うなかで、地震直後、津波の注意報や警報を待たずにすぐに逃げたという話が多く聞かれました。とっさに自分にとっての命を守る行動ができるかどうか、素早い判断の大切さを痛感しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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