空き時間に「スキマバイト」登録者数700万人…3割は会社員　普段と違う仕事にやりがい【グッド！モーニング】(2024年3月11日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■「5分とか10分」通学時間の合間に

　埼玉県に住む大学1年生の田口貴裕さん（19）。通学時間の合間に、スマートフォン用のバッテリーをコンビニ店や駅に設置したり回収したりするアルバイトをしています。

田口さん
「私、大学に行く時に、通学時間が長くて2時間かかるので、電車の乗り換え時間のちょっとした隙間時間、5分とか10分とかでちょっとコンビニに寄って、取り出し補充っていうのをやったりとかして、ちまちま稼いで『チリツモ』っていう形にしてる」

　こうした日常のちょっとした空き時間を使ったスキマバイトは、物価高を背景に急拡大。仲介事業で先行するタイミーによると、2019年に73万人だった登録者数は、今年に入り700万人を超えました。

　田口さんは飲食店での通常のアルバイトもしていますが、スキマバイトの割合を増やそうと考えています。

田口さん
「移動するのが多いので、固定シフトで組まれるより、こういうふうに、ちょこちょこやってる方が、自分の移動しているスタイルを考えると稼げるんじゃないかなと」

■会社員「やりがいや面白み感じる」

　スキマバイトは学生以外にも広がっていて、今や登録者のおよそ3割を「会社員」が占めています。一体、何が会社員をひき付けるのでしょうか？

　兵庫県に住む男性は、去年4月から副業としてスキマバイトを始めました。

兵庫県に住む会社員
「レストランの皿洗いとか、ネギの収穫のお手伝いとか、ガソリンスタンドの給油のお仕事もしたことがあります。私は月1回で4時間から6時間、月で換算すると5、6000円」

　決して多い金額とは言えませんが…。

兵庫県に住む会社員
「普段の仕事と違って、やりがいとか面白みとかすごく感じるので、やってみたいなと。働いたら、終わったら、すぐに銀行に振り込まれる形になっているので。それでおろして、おいしいものを食べたりとか、お風呂に行ったりとか、普段使わないようなところにお金を使って、その日のうちに使ってしまうっていうことが多い」

　タイミーの調査では、単なる収入目的ではなく「本業ではできない仕事ができる」ことに魅力を感じて、スキマバイトを始めた人が3割以上いました。

　先週にはフリマアプリ大手のメルカリも参入を発表していて、スキマバイト市場は今後さらに広がりそうです。

（「グッド！モーニング」2024年3月11日放送分より）
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