「本会議でタブレット使用」なぜNG？国会DXの現在地(2024年3月8日) -芸能ニュース/炎上まとめ

　今週、国会のデジタル化推進のために行われた衆議院議院運営委員会のDX検討会。ペーパーレス化など様々な議論がされたのですが、あるデジタル機器の使用を巡って意見が割れました。それがタブレット。

　本会議場での使用について自民党と共産党が否定的な立場を示し、合意には至りませんでした。自民党が否定した理由、それは「品位」。

　タブレットの使用解禁を提案していた国民民主党の玉木代表は…。

国民民主党　玉木代表のX（旧ツイッター）から（5日）
「やじの方が品位に欠けるのでは？」

　結論は次回以降に持ち越しとのことですが、デジタル機器の使用、ペーパーレス化、オンラインでの議事運営など様々な課題がある国会のデジタル化。今年に入って本格化したのですが、実は議論が進むきっかけとなった出来事が…。

　去年11月の衆議院予算委員会の映像。質問を受けた河野デジタル大臣が答弁のために使用したのがスマートフォン。

河野デジタル大臣
「ちょっと確認します」

　しかし…。

末松委員長
「今ちょっとスマホの利用は」

河野デジタル大臣
「あ、駄目なんですね」

　これを受けて国民民主党の玉木代表、自民党の小泉元環境大臣ら超党派の議員が国会のデジタル化に向けた小委員会の設置など、具体的に動き出したのです。

国民民主党　玉木雄一郎代表
「DX、DXと政府も言っている以上は一度きちんと議論をして、こういったルールを見直して国会自らがDXを推進しているという姿をしっかりと示すべきだと。オンライン国会の実現を含めて速やかに実現すべきだと思います」

　コロナ禍を機に多くの先進国が議会や委員会の審議や表決にオンラインを導入するなどデジタル化を進めている一方で、進まない日本の国会のDX化。どうすれば前進するのか。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp