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ダイバーが身に着けているのは、GPS装置が取り付けられたライフジャケット。
災害支援事業を行う企業が南三陸町と連携して開発を進めています。
ガーディアン72 有馬朱美社長
「海に流されてもその人がどこにいるか、どこに流されているのか分かる」
GPS装置は、災害時に自動的にスイッチが入り、72時間以上通信が可能で、50キロ以上離れた場所でも位置を把握できます。
ライフジャケットを提案したのは、南三陸町の元職員・高橋一清さん(63)です。
あの日、高橋さんは高台の避難所から津波に流される町の様子を目撃します。
防災対策庁舎には屋上を超える津波が押し寄せ、町の職員ら43人が犠牲になりました。
元南三陸町職員 高橋一清さん
「防災庁舎の上で最後まで仲間が全力で頑張っていた姿を思い浮かべた時、『あの時ライフジャケットを着ていたら…』という思いはずっとあった」
実証実験では、さらに低体温症やがれきからも身を守れるよう工夫を重ねています。
元南三陸町職員 高橋一清さん
「暖かいですね。もう暑いですね。歩けなくはないので、一定の避難行動は取れると思います」
高齢者施設や医療機関への導入を想定し、着せやすくなるよう改良を進めていて、今年夏ごろの実用化を目指しています。
参加者
「母親と祖母を津波で亡くしているので、自分の家にあれば良かったと感じた」
元南三陸町職員 高橋一清さん
「二度と同じような目に遭わないように、これからの災害に役立てば」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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