自民党幹部「大物に説得された」このまま“幕引き”？下村氏『政倫審』出席に暗雲【報道ステーション】(2024年3月6日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■裏金の実態は？“食い違い”追及

一度中止が決まった安倍派のキックバックを誰が再開したのか。安倍派幹部の証言の食い違いが焦点となりました。幹部会合で「結論は出なかった」とする西村前経産大臣氏。一方、塩谷元文科大臣は「継続するのはしょうがないかな」と明かしています。

立憲民主党　小西洋之参院議員
「塩谷氏と西村氏の安倍派が22年8月以降、いつキックバック等を再開したのか。見解が分かれています。事実関係を答弁してください」

岸田文雄総理大臣
「実態把握に努めているが、今現在、確認はできていない」

立憲民主党　小西洋之参院議員
「確認することすら拒否するのであれば、岸田総理の火の玉の決意は何なんですか」

岸田文雄総理大臣（去年12月）
「国民の信頼回復のために、火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んでいく」

立憲民主党　小西洋之参院議員
「線香花火程度の決意ではないか」

岸田文雄総理大臣
「今現在も党としての実態把握の努力を続けており、これからも続けていく」

■“幕引き”へ「大物」が説得か…

実態解明のキーマンとされるのは、当時安倍派の中枢にいた下村氏です。4日に突如、政倫審への出席を表明しました。

自民党“安倍派”下村博文元文科大臣
「党と相談して説明責任を果たしていきたい」

下村氏の出席が実現すれば、沈黙を続ける森元総理の関与があったかどうかについても言及があるのではと注目されましたが、党内からは…。

自民党“無派閥”浜田靖一国対委員長
「必要があれば手を挙げて、ご自分で手続きをしていただければ」

“ご自分で手続きを”と原則論を持ち出し、冷ややかな反応です。

下村氏は6日、取材に応じる予定でしたが、一転して取りやめました。

立憲民主党　安住淳国対委員長
「下村さんも出るのか出ないのかはっきりしてほしい。どこかに自民党というハードルがある」

心変わりしたのでしょうか。報道ステーションでは、下村氏本人に取材を申し込みましたが、返答はありませんでした。自民党幹部の1人はこう話します。

自民党幹部
「下村さんは大物に説得されて『出ない』と言っているようだ。衆議院での政倫審はもうない」

自民党はこのまま幕引きを図る考えです。森元総理についても…。

立憲民主党　小西洋之参院議員
「安倍派のキックバックなどが、なぜか会長と事務局長だけで決めて行われ、20年ほど前から行われていたということは、自民党の調査報告にも議員の証言で複数載っている。したがって、森元総理が関与していたのは客観的に明らか」

岸田文雄総理大臣
「森元総理の直接の関与を示す証言等は確認されていないことから、森元総理に直接聴取することはしていない」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp