「生と死の本当にはざまです」東京大空襲の証言ビデオ　約25年経ち公開(2024年2月28日) -芸能ニュース/炎上まとめ

17歳で空襲を体験した男性
「空襲警報が発令される前に第1発が新大橋とか木場に落ちた。立ち止まって帽子の火を消したり、背中の火を消したら（煙で）窒息してしまいます。ですから無我夢中で駆けているんです。生と死の本当にはざまです」

　この証言ビデオは東京都が建設を予定していた「平和祈念館」に展示するため、1995年から1999年にかけて撮影されたものです。

　しかし、平和祈念館の建設計画が凍結され、330人分の証言ビデオも約25年間、公開されてきませんでした。

33歳で空襲を体験した女性
「防火用水の中に男の方がいたんですね。顔も大きくないが全部、焼けてしまって。目だけは動いているらしい。キョロキョロして。泳げなくても、とにかく川しか避難する場所がないわけですね。あれから何カ月か経って、まだ川にたくさん（死体が）浮かんでおりましたね。皆さんの無念が分かる」

　都は改めて122人の本人や家族から許可を得て、都内4カ所の資料展で順次、公開することにしています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp