「雷くらい大きい音」足場倒れ1人けが…雪で立往生も“台風並み”暴風と記録的大雪【報道ステーション】(2024年2月27日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■街頭折れ…屋根めくれる被害も

東京・中央区の工事現場では、強風が吹くなか、パネルが落下し、駐車場の車を直撃しました。渋谷の道玄坂では、街灯が根元から倒れ、根元からは電線のようなものが見えていました。近くで目撃した人は「風で倒れた」と話しています。けが人はなく、車への被害もありませんでした。

東京都心では、最大瞬間風速26.2メートルを観測。この時期には珍しい、台風並みの暴風となり、電車の遅延が相次ぎました。

下村彩里アナウンサー
「あちら武蔵野線が見えますが、徐行運転をしています。かなりゆっくりとしたスピードで、走行しているのが確認できます」

最大瞬間風速23.0メートルの栃木県宇都宮市。午前10時過ぎ、近所の人から「アパートの屋根が、強風で飛ばされた」と119番通報がありました。消防や警察によると、2階建てアパートのトタン屋根がめくれたということです。けが人の情報はありません。

神戸市では午後3時半ごろ、中央区の元町商店街にある工事現場の足場が倒れました。

目撃者
「音は雷くらい大きい音で。砂埃も、ここら辺が周囲一体が白くなるような感じ」

消防によると、倒れた足場は、強風で飛ばされたとみられます。近くを歩いていた60代の女性が足の骨を折る大けがをし、病院に搬送されましたが、意識はあるということです。

■原因は東の海上の低気圧

強風の原因は、東の海上の低気圧が急発達したためで、北日本から関東にかけて、台風並みの暴風になりました。さらに、三陸沖に新たに低気圧ができたことで、雪雲が発達。この影響で、岩手県内では記録的な大雪になりました。

普段は積雪の少ない東北の海岸沿いですが、岩手県宮古市では最大67センチの雪が積もりました。これは、平年の13.4倍もの量です。

■岩手県内では立往生も

三陸鉄道の職員
「重いね。10年ぶりですかね。列車が10年前に3日くらい止まりましたから」

久慈市では、最大61センチと平年の10倍以上の積雪となりました。田野畑村の三陸道では、午前10時半ごろから約5時間にわたって、トラック2台を先頭に10～20台の車が立ち往生しました。

車が立ち往生した人
「6台くらい前のトラックというかトレーラーが最初に立ち往生してしまっていて、最初のトラックが止まっているのを確認してから5時間ぐらい、ここでずっと止まっているような感じです」

青森市では、児童福祉施設の車が道路脇に転落しました。警察などによると、発生は午前8時半ごろ。

近所の住人
「すごい音と振動で、ここが揺れて跳び起きて、ベランダ（の窓）を開けたら車がひっくり返っていました」

施設によると、車には9人が乗っていて、このうち小中学生6人が病院に運ばれ、1人は骨折の疑いがあるということです。運転していた職員は「雪で路面状況が悪く、ハンドルを取られた」と話しています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp