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“水の国”熊本で半導体の巨人「TSMC」開所 豊富な地下水はどう育まれたのか?【サンデーLIVE!!】(2024年2月25日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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熊本に造られた、世界最大級の半導体メーカー「TSMC」の開所式が行われました。半導体づくりに欠かせないのが大量の水。なぜ今回、TSMCは熊本を選んだのでしょうか。1兆円規模の工場建設で特需に沸く熊本を「水」の観点から読み解きます。

■半導体に不可欠!?“熊本の水”とは?

テレビ朝日 平石直之アナウンサー 
「火の国として有名な熊本ですが、実は水の国でもあります。今回、TSMCが熊本を選んだ大きな理由の1つが地下水でして、このように湧き出している地下水は生活用水としても使われています」

地元の住民
「(Q.どのくらいの頻度で水をくみに来られているんですか?)一日おきに。お茶とかおいしいです。沸かしてね」

地元の住民
「(Q.いつもここでお顔を洗われているんですか?)そうです」

地元の住民
「(Q.やっぱり水が違いますか?)夏は気持ちよくて、冬はあったかくていいです」

 平石アナウンサーがやってきたのは熊本大学工学部の「スーパークリーンルーム」です。

テレビ朝日 平石直之アナウンサー 
「中が黄色いですね」
熊本大学 工学部 鈴木裕巳特任教授
「(半導体製造工程で)光に感光しないようにこちら側は黄色くなっている」

 「半導体」とは、自動車やスマートフォンなどの中に組み込まれた電子機器の動作を司る心臓部で、私たちの生活に欠かせないものです。

 熊本大学のスーパークリーンルームでは、規模こそ違うものの、TSMCが工場で行う「半導体」製造工程をほぼ再現できます。

熊本大学 工学部 鈴木裕巳特任教授
「下にアルミニウムがあって上でアルゴンが放電してる」
テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「アルゴンが放電…なんて説明していいか分からないですね…そういう工程を経て、半導体が作られていると」

 TSMCでは、髪の毛1本の大きさに4000個入る微細な半導体が作られます。その製造工程で、大敵なのが「ほこりやゴミ」です。

■半導体の製造支える“超純水”とは?

熊本大学 工学部 鈴木裕巳特任教授
「半導体は、不純物が入ってしまうと、性能が落ちたりします。半導体(製造)プロセスの中の約3割が洗浄になって、その洗浄の中で超純水を大量に使っています」

テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「超純水製造装置。ここで水を作るわけですね」
熊本大学 工学部 鈴木裕巳特任教授
「一度味見されてみますか?」
テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「飲めるんですか!?」
熊本大学 工学部 鈴木裕巳特任教授
「はい。不純物を取っていますので安全に飲むことは可能です」
テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「味がしない。うまみがないというか。普段飲んでる水はおいしいんですね」

 「超純水」は、もともと不純物の少ない熊本の地下水から、目に見えないミネラル成分などを取り除いて作られます。「超純水」に含まれる不純物の量を6階建ての研究棟を例にすると…。

熊本大学 工学部 鈴木裕巳特任教授
「この建物で、100個分相当の中に汗1滴(相当量の不純物が)入るぐらいのレベル」
「(Q.TSMCが今回、熊本を選んだのはどうしてだというふうにお考えですか?)元々、シリコンアイランドって言われていたぐらい九州というのは、半導体産業が昔からありました。半導体工場には大量の水・電気が必要になりますので『水が豊富な熊本県』が理由の1つ」

 鈴木特任教授がTSMC熊本進出の理由の1つと分析するのが「豊富な地下水」です。その保全のため、熊本市などでは約20年前から「人工的に地下水を育てる」取り組みを行っているといいます。

■「地下水」育む仕組みとは?

テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「こちらは田んぼに水が張ってありますね。ずっと奥まで」
熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 川越保徳教授
「普通でしたらこの時期にですね。水は田んぼにはらないはずなんですけど、田んぼに水を張ることによって地下に水をためていく『地下水涵養(かんよう)』と呼ばれるものをやっている」

 「地下水涵養」とは、川から田んぼへ水をひき地下に染み込ませるなど「地下水を育てる」取り組みです。晴れの日は、水田が鏡のように青空を映しこみ、美しい風景が広がります。

 TSMCが進出した周辺地域は、水を通しやすい阿蘇火砕流堆積物で形成されています。

熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 川越保徳教授
「この田んぼは、『ざる田』とこちらで呼ばれてるんですけども、水を田んぼにためたりすると、ものすごいスピードで地下に入っていく」
「天然のフィルターシステムで綺麗になっていくと。熊本の場合には、雨の量が多いって言うことがあります。地下水というのは、温度も一定である。濾過(ろか)をされてきていますので水質も安定している」

 地下水は、数年から数十年をかけ、熊本市内に流れ、住民の生活用水として使われます。

熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 川越保徳教授
「(Q.田んぼに張っている水は、どこから引いてきてる?)実際にはまさに見えている、この白川という川の水を引っ張ってきている。こちらでは『井出』という呼び方をするんですけど、土地の高低差にしたがって用水路みたいなところへひきこんでいく。元々は加藤清正がこのあたり一帯の水源地帯開墾した時、同時にこういう堰(せき)を作って」
テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「江戸初期にひいた川からの水の流れ、これがいってみれば、今の熊本の豊富な地下水の」
熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 川越保徳教授
「生み出す元」
テレビ朝日 平石直之アナウンサー
「源とも言えると」

■“半導体バブル”沸く町の期待と不安

 しかし地下水は無限ではありません。TSMCが建つ菊陽町では、1989年から2005年まで地下水が減少傾向にありましたが、地下水涵養などをきっかけに回復傾向にあります。一方、半導体製造における台湾の水事情は…。

台湾の半導体業界事情に詳しい九州産業大学 朝元照緒名誉教授
「台湾の場合は、特に2021年にダムに、貯水が少なくなった点がその後の夏以後の半導体の生産に大きく支障が出てきたっていう点が問題視になったっていうことであるんですね」

 工場操業にあたり、TSMCは熊本地域における地下水涵養に協力して取り組む協定を県や自治体などと結びました。

JASM(TSMC子会社)堀田祐一社長(2023年5月)
「地下水は熊本が世界に誇る大事な資源です。熊本の皆様とともに地下水を守る責務を全うすべきと考えております」

 TSMCの本格操業予定は今年の10月。地下水の採取量は一日8500トンを予定していますが、熊本県の中長期的影響の予測では、「水位の低下は、局所的に限られ、大きな影響はないと考えられる」としています。

 今回取材した地下水涵養は12戸の水田所有者が共同で取り組んでいます。まとめ役の瀬川会長は世界最大級の半導体メーカーの進出に。

瀬田地区水田湛水協議会 瀬川友次会長
「不安はいっぱいです。使い放題で使えばなんでも減っちゃうじゃないですか。地下水のバランスが崩れないようにはどうしたらいいかっていうのを企業さんも頑張って応援していただく。それが地下水の保全につながると皆思っております」

熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター 川越保徳教授
「TSMCさんが来られることっていうのは、例えば雇用、あるいは経済効果、そういうことはすごくありがたいことではないかなと思います。ただ一方で、環境ですね。例えば、TSMCさんだけではなくて、関連する企業さんも次々とくるかもしれない。人が増える。それで住宅が必要になる、水が染み込みやすい土地がどんどん市街地化されていって、(水の)地下への供給っていうのはひょっとしたら減るようなことにもなりかねない」

(2024年2月25日サンデーLIVE!!)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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