2024年度賃上げ実施予定率は過去最高85.6％　賃上げ率最多は「3％以上4％未満」(2024年2月20日) -芸能ニュース/炎上まとめ

　東京商工リサーチによりますと、賃上げを「実施する」と回答した企業は資本金1億円以上の大企業で93.1％（341社）に上りました。

　中小企業を中心とした資本金1億円未満の企業では84.9％（3290社）にとどまり8.2ポイントの差がつきましたが、全体で見ると85.6％が賃上げを予定していて、定期的な調査を始めた2016年以降で過去最高の割合でした。

　賃上げの内容については「定期昇給」が最多の81.5％で、「ベースアップ」（62.5％）、「賞与（一時金）の増額」（43.3％）と続きました。

　賃上げ率は最多が「3％以上4％未満」（32.7％）でした。

　連合が春闘の方針として掲げる「5％以上」は25.9％で、2023年度の36.3％から大幅に低下しました。

　東京商工リサーチは、身の丈を上回る無理な賃上げは企業の業績悪化に拍車を掛けかねないとしたうえで「今後、過去最高の賃上げが実施されたとしても企業業績に与える影響を注視していくことが必要だ」と指摘しています。
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