給食「ふりかけ持参OK」に賛否　生徒が要望も市議は“反対”　多くが白飯残す　兵庫【グッド！モーニング】(2024年2月20日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■多くの生徒がご飯を残す…「ふりかけの持参」を要望

　給食の時間、生徒が白いご飯にかけているのは、ふりかけです。

　兵庫県川西市の中学校では、去年の2学期から給食でのふりかけの持ち込みが可能になりました。

川西市
「生徒から『給食にふりかけを持っていきたい』という意見が出たため、実施を始めました」

　川西市ではおととし9月から中学校での給食が始まりましたが、多くの生徒がご飯を残してしまう状況が続いていました。

　そこで、改善策について生徒から意見を募ったところ、「ふりかけの持参」を要望する声が上がり、市は個包装のものを1つまでとすることや、生徒間でのやりとりを禁止することを条件として認めることにしました。

■一部の市議が疑問「あまりにも拙速な考え方ではないか」

　しかし、一部の市議から疑問の声が上がっています。

川西市　黒田美智議員
「（給食は）栄養バランスと徹底した衛生管理、食中毒などの事故が起こらないように管理をされている。そこに全くおうちから違う食べ物を持って入るということが、こんなにスムーズに行われてしまったことに対する私は危機感と脅威です」

川西市　教育推進部長
「安全面衛生面を内部で十分協議したうえで認めるという形で始めた」

黒田議員
「でも残食をなくすために、ふりかけでいいんでしょうか」

　さらに、市議は栄養面や衛生面以外の問題を指摘します。

黒田議員
「白いご飯をなくす＝市販のふりかけは、あまりにも拙速な考え方ではないか。本当にSDGsを考えるならば、ふりかけの袋のゴミは増やしていいの？」

■ふりかけ持参の4割「残すことが少なくなった」

　給食へのふりかけの持ち込みに街の人は次のように話します。

70代
「良いと思いますよ。それでご飯が進むなら。入院していた時に白米、なかなか食べられなくて、ふりかけかけるとご飯食べられた」

50代
「ふりかけが良いんだったら、しょうゆを（持参して）おかずにかけていいのか、塩かけていいのかというふうにもなっちゃうかもしれない」

　アンケートでは、ふりかけを「ほぼ毎日持ってきている」生徒は7.4％にとどまり、「持ってきたことはない」生徒が77％に上っています。

　ただ、ふりかけを「持ってきている」と答えた生徒の4割近くが「ごはんを残すことが少なくなった」と回答しました。

　市は、様子を見ながら今後も継続していく予定だということです。

（「グッド！モーニング」2024年2月20日放送分より）
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