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日本の祭り存続危機…どう伝統守る? 千年の歴史が途絶えた黒石寺蘇民祭から考える【サンデーLIVE!!】(2024年2月18日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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極寒のなか行われた日本三大奇祭のひとつ、岩手県奥州市の「黒石寺蘇民祭」。担い手不足や高齢化などを理由に、今回をもって1000年以上続く歴史に幕を下ろしました。各地で祭りが消えゆくなか、時代に合わせた形やあり方をどう模索していけばいいのか考えます。

■「男の闘争本能にスイッチ」人生変えた祭り

 黒石寺蘇民祭に参加するため東京から岩手に駆け付けた大原学さん。

マツリズム代表理事 大原学さん
「いやぁ~、そわそわするというか、楽しみなお祭りが始まるなって感じで、すごいドキドキしています」

 この祭りに参加するのは今回で6回目。最後の祭りに向かいます。

 大原さんは、2016年に一般社団法人「マツリズム」を設立。人手不足に悩む地域に祭りの担い手を送り、その存続をサポートしてきました。これまで100以上の祭りに関わったといいます。そのなかでも人生を大きく変えたのが黒石寺蘇民祭でした。

大原さん
「祭りには人を変える力があるとすごく感じました。一言で言うと男の闘争本能にスイッチが入るっていうか、肩書きも衣装も含めて、そんなのとっぱらって強い男とか、本当に優しい男みたいなものが如実に見えてくる」

 黒石寺の住職とも交流を続けてきたといいます。

黒石寺 藤波大吾住職
「いつもうちのお寺を、蘇民祭のことを考えて下さって、大原さんならではの視点で色々アドバイスとか応援メッセージをくださる、本当にありがたい仲間」

大原さん
「藤波さんは(祭りについて)問いを投げかけてくれる存在」

■住職の決断「本当に終わるの?」地元の人は涙

 この祭りが全国で話題になったのは、今から16年前。JR東日本が「不快感を与える」として蘇民祭の宣伝ポスター掲示を拒否。大論争を巻き起こしたことも。それでも、多くの人に支えられながら祭りの伝統は守られ続けてきましたが、今年で幕を閉じます。

宮城からの参加者
「昔からのお祭りがなくなると、なんとなくねぇ、自分も終わりかなと思っています」

 大原さんを訪ねてきた祭りの関係者は、涙をこらえきれず…。

黒石寺蘇民祭 関係者
「みんながねぇ、こぼしてんだもん。『ほんとに終わるの?』なんて…」

 この地域の人口は885人。その半数が65歳以上の高齢者です。高齢化による担い手不足にあらがえなかったのだといいます。

大原さん
「藤波さんが背負うものはしんどかったろうなと、すごく思いましたね。でもなんで?本当にやめちゃうんですかとは思いましたね」

藤波住職
「まぁね…」

■水温2.8℃…極寒の川で身を清め「ジャッソー」

 参加者たちは、1週間前から精進入り。精のつくものを絶ってその身を清めます。

大原さん
「肉、魚、卵、ニラやニンニクとか、においの強いものを避ける」

 この1週間、食事の中心は枝豆や豆乳だったといいます。

大原さん
「研ぎ澄まされていく感覚はあります」

「ジャッソー、ジャッソー」

山田寛明ディレクター
「ジャッソー=邪気を正す。男たちの威勢のいい掛け声が始まりました」

 ふんどし姿になった参加者たちは、願いを込めた角燈を手に境内を進みます。そして向かった先は凍てつく川。この日の水温は2.8℃と、身も凍る寒さです。

山田寛明ディレクター
「寒さをものともせず、冷たい水を頭からかぶっていきます」

 大原さんも、身を清めるため極寒の川へ…。

マツリズム 代表理事 大原学さん
「ジャッソー!」「最高です!」

■「祭り文化を盛り上げる」“お祭り男”の想い

 黒石寺蘇民祭もいよいよクライマックス。参加者の熱気で境内には湯気が…。

 午後10時から始まったのは、蘇民袋の争奪戦。五穀豊穣や疫病退散などを願いながら、参加者らは護符の入った袋を1時間にわたり奪い合います。この袋を最後に手にした人には、五穀豊穣(ほうじょう)が約束されるといわれています。

山田寛明ディレクター
「1000年以上の歴史、その幕を閉じる瞬間が訪れようとしています」

藤波住職
「想いを寄せて下さったすべての皆様に、本当に感謝の気持ちです。ありがとうございます」

 参加を終えた大原さん。口にくわえた「空札」は、最後まで諦めず争奪戦に加わった貴重な証です。

大原さん
「いろんな人が支えて作り上げたものなので、そこに自分もその1人として関われたこと、光栄に思います。僕はお祭りに携わっているので、この祭り文化というものが続いていって、僕のような人が少しでも増えていったら」

■各地で伝統ある祭り消えるなか…どう継承?

 一般社団法人「マツリズム」が、去年6月に実施した祭りに対する意識調査があります。20~60歳の男女800人に祭りについて調査したところ、74%の人が「なくなってはならない」と回答。日本人にとって、祭りは重要だということが伺えます。

 マツリズムの大原氏によると、人口減少の中でも工夫しながら続けている祭りもあるそうです。

 1つは、青森県今別町の「荒馬まつり」。踊りの後継者不足が問題となっていましたが、20年以上前から県外の大学生らが踊りに参加するようになり、今では7割を占めるほどになったそうです。外から来る学生たちは、地域の方をリスペクトしていて、地域の方も「学生たちの踊りには負けていられない」と互いに刺激し合い良い関係を築いているとのことです。

 2つ目は、青森県弘前市の「弘前ねぷたまつり」。こちらは、マツリズムが祭り体験プログラムを企画サポートし、1泊2日や2泊3日だった体験期間を1週間にすることで、祭りの準備から片付けまで、人手が必要なところをカバーしているそうです。長く滞在することで、地域に溶け込み、地域の人との関係性も築かれているそうです。

 3つ目は、岐阜県郡上市の「郡上おどり」。「日本三大盆踊り」に数えられ、400年以上の歴史を持つ祭りで、毎年7月から9月にかけて、約30夜にわたり行われる祭りです。コロナ禍で一時中止となりましたが、ファンらはオンラインで繋いで踊り続け継続。去年、4年ぶりに完全復活しました。

(サンデーLIVE!! 2024年2月18日OA)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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