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■タイではチョコではなく…「バラ」
2月14日は「バレンタインデー」。この特別な一日に、タイでは男性も女性も色めき立っていた。
市内の生花店を訪れてみると、学校や仕事帰りの方々が足を止めてバラを購入していた。
タイは、日本とは違い男性から女性へ“愛の告白”が一般的。その際、チョコレートではなくバラを渡す習慣がある。
バラには、色によって赤は「あなたを愛しています」。白は「純潔」といった花言葉があり、多くの男性が思いを込めて、花を買っていった。
■同性カップル「男女カップルと対等になることを期待」
バレンタインムードでにぎわうタイ。首都バンコクにあるバーンラック区では、大勢のカップルが集まり、行列ができていた。
そのお目当ては、この地区にある区役所で婚姻届を提出することだ。
区役所によると、14日だけで、およそ900組のカップルが婚姻届を提出したという。なぜ、この街に集まるのだろうか?
実は、バーンラック区は、タイ語で「愛の街」という意味。“永遠の愛”を誓うための縁起のいい場所として、とても人気があるのだという。
そんな「愛の街」で夫婦になったカップルには、抽選で12組に「金の結婚証明書」をプレゼントする企画も開催された。
これに見事当選した新婚夫婦は、次のように話す。
当選した新婚夫婦
「きょうは『愛の日』なので、忘れられない記念日になると思います」
また今年初めて、同性カップルに向けた「パートナー証明書」が、バーンラック区を含めたバンコクにある50の区すべてで発行された。
タイでは去年12月に同性婚を認める法案が下院で可決され、今後、上院で審議されるなど、性的マイノリティーに対する理解が進んでいる。
この証明書に法的効力はないが、手に入れるためにパートナーと共に会場に駆けつける人の姿も見られた。
同性カップル
「とても幸せで興奮しています。この機会をずっと待っていました」
「(Q.証明書を得たことによって、何が変わった?)これは私たちが愛し合う仲であることを伝えるものであって、精神的な意味を持つものなんです。これをきっかけに法整備が進み、男女のカップルなどと対等になることを期待しています」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年2月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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