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美輝さんの体内からは、『オランザピン』『エチレングリコール』という2つの化学物質が検出されました。警視庁は、これらの化学物質が去年3月12日~13日の間に投与され、その作用の“競合”により、美輝さんが中毒死したとみています。
この2日間、家族がどのように過ごしていたのかが取材からわかってきました。
去年3月12日午前3時ごろ、健一容疑者が美輝さんを保育園から引き取ります。午前9時ごろ~午後7時半ごろまで、健一容疑者と長男・長女が外出。美輝さんと志保容疑者は自宅にいました。
去年3月13日午前7時半ごろ、長女が「美輝さんの口元が黄色くなっている」と指摘。その後、健一容疑者・長男・長女は通学のため、外出しました。時間は不明ですが、志保容疑者が顔面蒼白の美輝さんを確認し、健一容疑者に連絡。午前9時ごろ、健一容疑者が帰宅後、119番通報します。その約1時間後、午前10時過ぎ、美輝さんの死亡が確認されています。
美輝の死因とみられる2つの化学物質とはどういうものなのでしょうか。
小児科医の大川洋二先生によりますと、『オランザピン』は、向精神薬で、統合失調症や双極性障害などに処方されるといいます。子どもの場合は、10歳以上でなければ使いません。飲み過ぎると、活動が鈍くなったり、けいれんを起こしたりすることもあり、通常は処方せんがないと入手できないということです。『エチレングリコール』は、車のエンジンの冷却水が凍結するのを防ぐ不凍液などに用いられます。毒性が高く、摂取すると腎臓の機能が低下して、急性腎不全や、うっ血性心不全を引き起こすおそれがあります。甘みがあるため、子どもが誤飲するおそれもあるといいます。
警視庁は、2つの化学物質が“競合”したとみていますが、“競合”とはどういうことなのでしょうか。
大川先生は「エチレングリコールによって腎臓の機能が低下したところに向精神薬のオランザピンを摂取すると、排出が遅れて、血中に成分がたまる。急性腎不全と、それに伴う、うっ血性心不全での死亡」が考えられるとしています。
さらに、警視庁によりますと、2018年4月に同じマンションの別の部屋に住んでいた健一容疑者の姉も、死亡しています。保存されていた姉の遺体の一部から不審な点が見つかったことから、死亡の経緯を調べる方針です。
◆警視庁クラブにいる社会部の石出大地記者に聞きます。
Q.なぜ、美輝さんが亡くなって1年近くたってからの逮捕となったのでしょうか。
石出大地記者:我々が取材を進めた当初から多くの捜査関係者が「密室内の事件であり、子どもが誤飲した可能性を否定しきれない。この事件は難しい」と話していました。そんななかで、大きな決め手となったのは、美輝さんの体から2つの薬品の成分が検出されたことです。捜査幹部は「共に過剰な量を摂取している。2つの薬品を同時に誤って飲む可能性は、限りなく低いことが事件と判断する1つの要素となった」と話しています。また、妻の携帯電話の解析で、薬品の購入履歴が出たことや、ネグレクトが疑われる状況なども判断材料となりました。ただ、それでも密室内であるため、防犯カメラなどの客観的な証拠は乏しく、1つ1つ事件性を否定する要素を潰していく作業が必要だっため、逮捕まで時間がかかったとみられます。
Q.2018年4月には健一容疑者の姉が亡くなっています。不審な点が多いとのことですが、警視庁はどのような捜査をしていくのでしょうか。
石出大地記者:焦点は、姉の死に事件性があるかどうかです。ある捜査関係者は、不審な点として「大きな病気や体調に異常がなかった41歳の女性が、突然、亡くなったこと」「解剖をしたものの死因が特定できなかったこと」、そして何より、美輝さんの事件を調べるなかで「保存されていた姉の遺体の一部を調べたところ、新たに重要な不審点が見つかったこと」と具体的に話しています。その不審点ですが、つい先ほど、捜査関係者の取材で、美輝さんの体内から出てきたものと同じエチレングリコールが検出されたことが新たにわかりました。警視庁は、亡くなった2人から同じ成分の薬品が検出されたことを重要視していて、これらの要素から、健一容疑者の姉が事件に巻き込まれて亡くなった可能性を視野に調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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